【AdSense】書類提出で本人確認が必要に!収益化が停止することも

Google AdSense のアカウントを作成すると書類提出による本人確認が求められるようになりました。この本人確認が上手くできず、収益化が停止されてしまうユーザーも多くいます。
このページでは、 AdSense アカウント作成時に必要な本人確認で提出すべき書類の種類や注意事項をご紹介いたします。
本人確認と PIN とは異なる
まず、 AdSense アカウント作成時(もしくは作成直後)に求められる本人確認は、従来からある住所確認のための PIN の入力とは異なります。
PIN は登録住所に郵送されてくるので、それは別途対応が必要ですし、PIN が入力できれば本人確認がパスされるわけでもありません。
PIN の入力については下記ページをご覧ください。
また YouTube 収益化に必要な米国税務情報の提出とも異なります。米国税務情報も提出が必要になりますので、お忘れにならないようにしてください。
本人確認に提出可能な書類の種類
本人確認を行う際、「名前と ID の提供」では正式な氏名の入力と、それを確認できる書類を提出しなければなりません。利用可能な提出書類として下記のものが挙げられているかと思います。
- 運転免許証
- 永住権カード
- パスポート
多くの方が運転免許証かパスポートの提出でクリアしていますが、いずれも所有していない方は困ってしまいます。パスポートを取得すれば何とかなると思ってしまいますが、2020年2月4日以降に発行したパスポートは住所が記載されていないため、提出しても本人確認が通らない可能性があります。
また AdSense コミュニティでは「マイナンバーカードではダメなの?」という質問も多く寄せられています。結論から言うとマイナンバーカードでも可能です。
念の為 AdSense の社員の方に確認をしたところ、
との返答をいただきました。
ただし、マイナンバーが記載されているだけの「個人番号通知書」では確認ができませんのでご注意ください。
組織の実在証明の提出を求められた場合
ビジネスアカウントとして AdSense アカウントを取得した場合は、組織の実在証明として下記の書類の提出が求められます。
- 会社設立証書または登記簿
- 税務署からの書類の抜粋
- 納税証明書
- DUNS 証明書
法人等の企業であれば、上記のいずれかを問題なく提出可能だと思います。
しかし、個人なのにビジネスアカウントを取得した方で、提出ができず困っている方が多くいます。例えば個人事業主として AdSense を利用している場合などです。
個人事業主はあくまでも個人なので、本来であれば個人アカウントを取得しなければなりません。ビジネスアカウントは法人等の組織として AdSense を利用する場合に取得するものだからです。
個人にも関わらずビジネスアカウントを取得してしまった場合、本人確認を完了させることができません。そのため、一旦 AdSense アカウントを閉鎖してから、再度個人アカウントで取得し直す必要があります。
AdSense アカウントの閉鎖は、 AdSense 管理画面の[アカウント]>[アカウント情報]>[アカウントを閉鎖]から行うことが可能です。
しかし状況によっては AdSense アカウントの閉鎖ができません。その場合、本人確認ができないアカウントは放置していただき、新規で AdSense アカウントを作成するしかありません。ただし、同一住所等で申請すると、重複アカウントとして弾かれる可能性も考えられます。
手続きに失敗して広告掲載が停止された場合
本人確認の書類を提出しても
もしくは
と表示され、広告掲載が停止されてしまうケースも発生しています。
しかも Google への問い合わせ先が記載されているわけでもなく、直接 Google 側とやり取りをすることができません。
この状況になってしまった場合、Google アカウントの情報に問題がある可能性が考えられます。例えば、アカウントの所有者の年齢が、AdSense / AdMob の利用規約に基づく要件を満たしていない場合です。
AdSense アカウントを所有できるのは18歳以上のユーザーのみのため、Google アカウントに登録されている年齢が18歳以上であるかご確認ください。
実年齢は18歳以上でも、Google アカウントに登録されている年齢が間違っていることもあります。また、企業等の組織が、設立年月日を生年月日として登録してしまっているケースも多いです。
生年月日を含め、Google アカウントに登録されている情報に問題がないか・間違いがないかをご確認ください。