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ランキング制御は可能?Googleのイベントで聞いた「SEO中級者になるために」

竹中文人
執筆者:
[最終更新日]2018/04/19
[カテゴリ]SEO

ランキング制御は可能?Google Dance Tokyo 2018 で聞いた「SEO中級者になるために」

2018年4月3日、今年も Google Dance Tokyo のイベントが開催されました。この Google Dance Tokyo というのはウェブマスター(サイト運営者)向けのイベントで、Google の検索チームの方が、いわゆる SEO に関連する情報をお話されるものです。

昨年は2017年8月25日に行われ参加させてもらい、今回も参加することができましたので大切だと感じた内容をシェアしたいと思います。

もし検索順位やサイトに問題があった場合は?

まず本題に入る前にお話されていたのが、検索順位や web サイトなどに関して問題があった場合は Google が情報を公開している「Google ウェブマスター」のページを確認しようということでした。「魅力的なサイトの作り方」や「Google 検索の仕組み」など様々な情報が公開されています。問題に直面した時だけでなく、普段から注目しておくべきサイトの一つだと思います。
Google ウェブマスターのページへ

もし上記のページを確認しても解決できない問題があった場合や、自分のサイトの場合はどうしたら良いか分からない場合などは「ウェブマスター ヘルプフォーラム」を活用しましょう!

また、ほぼ毎月1回行われている「ウェブマスター オフィスアワー」という Google 社員による動画配信も行われています。ユーザーからの質問を受け付けて回答してくれるので、こちらを利用されるのも良いかと思います。配信日時などは Google+ のコミュニティを確認してみてください。
Google ウェブマスター コミュニティ

ちなみに今回の Google Dance Tokyo の途中に、会場からウェブマスター オフィスアワーの配信が行われ MFI(モバイルファーストインデックス)等についてお話をされていました。 YouTube で公開されていますので興味がある方はご覧ください。

ランキング制御は可能?「SEO中級者になるために」

では皆さんが最も関心があるであろう SEO についての内容です。Google の長山さんが登壇され、「Webmastering 201 SEO 中級者になるために」というタイトルでお話をされました。

昨年のイベントでは SEO 入門編として「重要な5つのこと」をお話されていました。詳細については前回のイベント内容をまとめた下記ページからご覧ください。

SEO とは何か?

まず最初にお話されたのが、そもそも SEO とは何なのかです。その答えとして「情報伝達の加速化・円滑化を行うこと」とおっしゃっていました。情報伝達を行うタッチポイントは検索エンジン・Web サイト・ユーザーの3つがあります。特に今回のお話で焦点が当てられたのが「サイトと検索エンジン」「ユーザーと検索エンジン」です。
 SEO は情報伝達

情報伝達を加速化し円滑化するのに重要なのが下記の2つです。

  1. Google にサイトを理解させる
  2. ユーザーにとって魅力的なサイトを作る

簡単に言ってしまえば、ユーザーにとって魅力的な(ユーザーが求める情報がある)サイトを作ったら、そのサイトが魅力的であることを Google に知ってもらうということです。

そして検索エンジンを理解する前に自分のサイトを理解することが大切で、そもそも情報がなければ伝達することができませんね。「トピックがは何か?」「重要なページはどれか?」「主要なオーディエンスは誰か?」「競合サイトはどのようなものか?」など、自分のサイトについて理解しておくことが大切です。
サイトを理解する

それらを理解し、ユーザーにとって魅力的なサイトが作成できたのであれば Google にそれらの情報を伝えることが大切です。

検索エンジンを理解する

検索エンジンはユーザーとサイトを繋ぐためのインフラであり、検索エンジンが行っていることは「クローリング」「インデキシング」「ランキング」です。
検索エンジンが行っていること

サイトがすべてのステージにおいて健全な状態にすることが大切だとおっしゃっていました。つまりすべてのステージで健全な状態であれば、重要なページがクロールされ、インデックスされ、ランクされるということです。

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クロール・インデックス制御

サイトの情報が Google にクロールされインデックスされるわけですが、それらを正しく制御できているでしょうか?「Robot.txt と Noindex」「sitemap」「canonical」の3つの観点からお話されていました。

Robot.txt と Noindex

Robot.txt も Noindex も検索エンジンに対して「No」を伝えるための指示です。ただしそれぞれ内容は下図のように異なります。
Robot.txt と Noindex

例えば Google の検索結果に表示させたくないページがある場合、クロールやインデックスについて正しく理解していないと、検索結果に表示させたくないページがいつまでも表示されたままになってしまいます。

クロールができないようにしたとしても、インデックスされている別ページにから張られているリンクを辿ってインデックスされることがあります。これはクロールができずコンテンツ分析はできなくてもリンク分析は可能なためです。

またクロールを禁止したとしても、過去にインデックスされたことがある場合も継続してインデックスが可能です。これは「インデックスするな」と言われていなければインデックスすると判断するためのようです。

ページに noindex を付けたりしてインデックスされないように指示しているのであれば、結論としては「インデックスを止めたい場合はクロールを止めない」ということです。

sitemap を使いこなす

重要なページのリストがサイトマップなので、Google に「重要なページはこれです」と伝えるのに役立ちます。サイトマップは xml 形式で作成する必要はなく sitemap.txt でも理解してくれます!(robot.txt で読み込ませる必要はある。)

例えば sitemap.txt を作成する場合の中身は下記のように URL を記載していくだけで OK です。

https://example.com/
https://example.com/page-1.html
https://example.com/page-2.html

そして robot.txt を作成して下記のように記載します。

sitemap: https://example.com/sitemap.txt

※ XML サイトマップであれば画像や動画の情報を入れることが可能というメリットがあります。

canonical を使いこなす

複数の同じ内容のページがあった場合、どれかのページを結果に表示するための指示が canonical です。
canonical の設定

canonical については皆さんご存知だと思いますので詳細は割愛しますが、要はミスなく正しく使いましょうということです。ただ Google は盲目的に canonical を信じるわけでないので、指定したURLとは違うものが表示されることがあるそうです。

ランキング制御

ランキング制御、つまり検索順位を制御したい(自分のサイトの順位をより上に表示させたい)と思われる方は多いでしょう。ですが、制御するという考えを捨てましょうとお話がありました。

重要なのは、検索エンジンはユーザーが望んでいること・ニーズに合わせてランキングしていると理解することです。ですから「ランキングを制御したい」「順位を上昇させるためにページを作る」という考えではなく、ユーザーにとって有益なページを作るというマインドセットを持つことが必要です。

「有益なページを作る」と何回も聞いたことがあると思いますが、じゃあ有益なページって何なのかと思う方がほとんどでしょう。この疑問に対して「ぶっちゃけ答えはない。ユーザーニーズは多様クエリによって異なるから。」ということでした。つまりクエリ(検索キーワード)に依存するということです。

クエリのポートフォーリオを理解する

ということはクエリのことを理解しすることで、ユーザーのニーズに合ったページを作成していけるわけです。例えば下記のようなことです。

  • 現在流入があるクエリは何か?
  • 流入を発生させたいクエリは何か?
  • それぞれの現在の平均順位は?
  • クエリのオーディエンスは誰か?
  • 指標に特徴のあるディメンションはあるか?

クエリを理解する

Google アナリティクスや Search Console などを用いてクエリに対して理解するようにしましょう。そしてユーザーニーズ理解の良い循環を作るには、いわゆる PDCA を行うことが重要で、これなしにユーザー理解を深めることはできません!

長山さん推奨の PDCA(「おはっとパン/OHATPAM」)
おはっとパン

PDCA で言うところの P と D は行っても、その他を行っていない方が多いのではないでしょうか。ユーザーのことを理解し、そしてユーザーにとって有益なページを作成していくには P と D だけでは不十分です。

もし検索順位を上げて多くのユーザーにサイトを見てもらいたいのであれば、長山さん推奨の PDCA(「おはっとパン」)で日々ユーザーニーズを理解しページ作成に活用していくことが望ましいでしょう。

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