今後AdSenseもYouTubeも登録は厳しくBANも増えるかも

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(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2024年03月05日 in YouTube, アドセンス
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最近 Google AdSense(アドセンス)への新規登録や YouTube 収益化に対して、Google はかなり厳しい判断をしています。※この記事は2017年3月に執筆したものです。

AdSense への新規登録は web サイトの審査がとても厳しくなり、独自性の高いコンテンツが充実していないと合格できない傾向にあります。AdSense のヘルプフォーラムでも「審査に合格できない」という投稿が毎日のように寄せられています。この辺りについては下記ページでも紹介しております。

YouTube の収益化では web サイトの審査がないため、サイト経由よりも比較的簡単に AdSense に登録ができます。しかし、YouTube アカウントの停止や削除される方がとても多くなっているようです。

一度でも AdSense アカウントが停止(無効化)されると、その後その人は再度 AdSense を利用することができなくなります。YouTube 収益化の場合は AdSense アカウントが停止されなくても、その後 YouTube アカウントやチャンネルの作成が禁止されることもあります。

今後さらに厳しくなる可能性

「Google は厳しすぎる!」と思われる方も多いでしょうが、今後さらに厳しくなっていくのではないかと考えられます。その理由は、今のままでは広告主が Google から離れてしまうからです。

ニュースサイト『ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)』では下記の記述がありました。

アルファベット傘下グーグルは今週、広告ネットワーク全般でウェブサイトや動画の取り締まりを強化する方針を明らかにした。同社のネットワークは規模が非常に大きく多様な点が広告主にとって魅力だが、それ故にそうした取り組みは難しさを伴う。

上記 WSJ のページは有料コンテンツのため詳細の引用はできませんが、不適切なコンテンツにも広告が掲載されるケースがあるため、米AT&Tやジョンソン・エンド・ジョンソンなど大手企業が YouTube への広告掲載を取りやめる事態が続出しているとのこと。そして、物議を醸すサイトや動画から広告を引き揚げるための規定や取り組みを強化すると発表したようです。

Google としては何としてでもこの状況を改善しなければならないのです。そのためには広告が掲載されるコンテンツ(YouTube の動画や web サイト)が、広告を掲載するに相応しいのかの判断をより厳しくし、コンテンツを精査する必要があります。

もしあなたがコンテンツを提供し広告を掲載しているのであれば、広告主が「何でこんなサイトに広告が掲載されているんだ」「この動画に広告が掲載されるのはイメージが悪くなる」と思うようなコンテンツであってはいけません。それと同時にユーザー(コンテンツ観覧者)にとって有益なものでなければならないでしょう。

どのようなコンテンツがダメなの?

コンテンツが原因でアカウントや YouTube チャンネルが停止・削除(いわゆる「BAN」)される大きな原因は、AdSense や YouTube のポリシーを守っていないからです。

権利を侵害したコンテンツ

例えばテレビ番組や映画・音楽など、あなたも明らかに権利的に問題がありそうな動画が YouTube に公開されているのを目にしたことがあるのではないでしょうか。自分のオリジナル動画を作成するよりも、人気のあるテレビ番組等をアップすれば簡単に視聴回数は増えるでしょう。しかしそのような他人が作成したコンテンツをコピーして公開することは許されません。

またテレビ番組などそのままコピーしたものでなくても、文字起こしをしただけのものや加工を加えたものであっても権利的な問題はクリアできません。

巷には「YouTube で簡単に収益を上げる方法」というような情報商材などが販売されていたりしますが、上記のような権利的な問題をクリアできない動画をアップする方法を紹介しているものもあります。「○○さんが大丈夫だと言っていた」というのも通用しないので、ご自身の責任において「本当に問題のないコンテンツなのか」という判断をする必要があります。

暴力的なコンテンツなど

権利的な問題以外にも、暴力的なコンテンツやアダルト要素のあるものなど、広告を掲載してはいけないコンテンツがあります。このあたりについては AdSense のGoogle パブリッシャー向けポリシーのページに記載されています。

また上記「禁止コンテンツ」のページにもありますが、虚偽の情報や誇大な主張でサービスを宣伝するコンテンツやユーザーを騙したり煽ったりするようなコンテンツにも広告を掲載してはいけません。「嘘かもしれない情報だけど、ネタとして面白いからアップしよう!」というのもダメですね。

今後あなたが提供すべきコンテンツとは?

Google が厳しく取り締まりをしたとしても、健全なコンテンツを提供しているのであれば何ら問題はありません。あなたが提供すべきコンテンツは「ユーザーにとって有益でポリシーに準拠しているもの」です。これを当たり前のことだと思われている方であれば大丈夫でしょうが、そうでない方は一度じっくりとご自身のコンテンツと向き合ってください。

一部のポリシーを守らないコンテンツ提供者(サイト運営者やユーチューバー)によって、健全なコンテンツ提供者まで「サイトや動画に広告を掲載するなんて不愉快だ!」と批難されるのは悲しいことです。インターネットは有益な情報を様々な人が提供できる場です。その場が今後も有意義であり続けるためにも、コンテンツ提供者は「誰に見せても恥ずかしくない有益なコンテンツ」を提供していく必要があるのではないでしょうか。

執筆者情報
2004年から当サイト「iscle」を始めた管理者。Google 公認のプロダクトエキスパートとして、YouTube、Google AdSense、Play の公式コミュニティで活動中。スマホアプリ、Web ツールの使い方や最新情報を中心に発信しています。