SEOで急に順位が落ちた時の対処方法とは

SEOで急に順位が落ちた時の対処方法とは
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2021年01月21日 in SEO, Web・IT
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WebサイトのオーナーにはSEOに力を入れ、いつも検索順位を気にされている方がたくさんいらっしゃいます。検索順位はGoogleのアルゴリズムによって絶えず変化しているため、常に順位が安定しているという状況を作り出すのは簡単ではありません。特に順位が落ちた時は不安になったり焦ったりするものですが、闇雲にサイトに手を入れても改善するとは限らず、むしろ悪化するということもあります。

あなたは、もし急に検索順位が大きく落ちたらどのように対処しますか?「○○をすれば解決する」という絶対的な対処方法はありませんが、もし検索順位が落ちた際にどのように対処すれば良いかのポイントをご紹介致します。

「手動の対策」か「自動の対策」か

大幅に順位が下落したとしても、必ずしもペナルティ(Google ではペナルティという言い方はしていません)とは言えません。最新のアルゴリズムでは以前ほどサイトが評価されなくなったというだけという可能性もあります。しかしペナルティかどうかを見極めるのは難しいことなので、大幅な下落があった場合はペナルティを受けたかもしれないと仮定して対処していきます。

仮に順位下落がペナルティだった場合、それが「手動の対策」か「自動の対策」かを最初に確認しましょう。「手動の対策」の場合は、Google Search Consoleにサイトを登録しておけば通知が届くので分かります。詳細ではありませんが、通知にはどのようなことが原因なのかが記載されているので問題点をクリアして「再審査リクエスト」をすれば良いだけです(簡単に解決するわけではありませんが…)。
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さて問題は「自動の対策」の場合です。こちらは本当にペナルティなのか見極めることは難しいので、ペナルティと仮定して対処していくことになります。「手動の対策」の通知が届いていないのであれば下記のことを試してみてください。

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過度なSEOを取り除く

直前の変更点を確認する

まず、順位下落につながるようなことを直前にしていないかを確認します。もちろんわざわざ下落させる為にサイトに変更を加えることはありませんが、良かれと思ってやったことがマイナスに働くことは少なくありません。例えば「タイトルを変更した」「被リンクを増やした」「サイトの構成を変えた」など、直近1ヶ月間程度(~3ヶ月程度)で行った変更点等を確認しましょう。

特に「順位を上げるために行った」対策は過度なSEOとしてペナルティも与えられやすいので、もし対策に力を入れすぎたと思われるなら“元に戻す”or“力を緩める”ようにします。

※日頃から「どのような変更を行った」というメモを取るようにしないと、いざという時に「何から手を付けたら良いか分からない」という状況になります。

被リンクの整理

順位を上げるためには「被リンクを増やす」というのは昔からよく言われていることですが、昔とは違い単純にリンクを貼ってもらえれば良いというわけではありません。今では被リンクによってペナルティが引き起こされるケースが多々あるので、どのようなサイトから・どのようにリンクが貼られているかに気を付けなくてはなりません。

特に気を付けなければならないのは次のポイントです。

  • 同一ドメインから大量のリンクがある。
  • アンカーテキストが同じものばかり。
  • 質の低いサイト・ページからのリンクが多い。

■ 同一ドメインから大量のリンクがある。
同一ドメインから大量のリンクが貼られているのはペナルティとして判断されやすく危険です。例えばリンクがCMSサイト(ブログやショッピングサイトなど)のサイドバーに貼られているような場合、同じ内容のサイドバーが全てのページに使われることが多いので、同一ドメインから大量のリンクが貼られてしまうことになります。

これは自分が意図したものではなく、善意であなたのサイトを紹介しているような場合でもあり得ることなので厄介です。ウェブマスターツール等で被リンク元を確認し、リンクを外してもらうか「rel=”nofollow”」を付けてもらうように依頼しなくてはなりません。もし連絡先がなかったり、対処してもらえない場合は『リンク否認ツール』を使うことになります。
リンク否認ツールの使い方についてはこちら

■ アンカーテキストが同じものばかり。
同一のアンカーテキストからたくさんのリンクが貼られている場合も注意が必要です。特に特定キーワードのみのアンカーテキスト、複合キーワードであっても同じものばかりであれば「SEOのためのリンク」として見做されペナルティとなる可能性が高くなります。もしサテライトサイトのような自分でコントロールできるリンクであれば、アンカーテキストが偏らないような複合キーワードやフレーズ(文章)に変更しましょう。

もし大量にリンクを貼っているのであれば、一部のリンクを削除したり「rel=”nofollow”」を付けて様子を見るのも手です。

■ 質の低いサイト・ページからのリンクが多い。
質の低い・高いを判断するのは難しいですが、一つの判断材料として挙げられるのが文章量です。日本語であれば300文字以下のページからのリンクは好ましくありません。もしこのページがサテライトサイトであるなら、リンクを削除するか文章量を500文字位上に増やしましょう。

ただし文章量を増やすために自動文章作成ツールで作成したり、他サイトの文章を引っ張ってきて作成したりするのは当然NGです。オリジナルの、日本語としておかしくない自然な文章である必要があります。※本来はSEOのためのサイトではなく、ユーザーに役立つコンテンツを用意することが最も大切です。

キーワードを詰め込まない

最近では行っているサイトが少なくなりましたが、順位を上げたいキーワードをページ内に詰め込み過ぎるのはよくありません。昔言われていたような「キーワードの出現率は○%が良い」というのは全くあてになりません。あまりキーワードを意識し過ぎると不自然な文章になってしまうこともあります。ユーザーにとって読みやすい文章にすることを第一に考えましょう。

301リダイレクトを悪用しない

あるサイト、もしくはページへのリンクは別のページに301リダイレクトによって移行することができます。通常はドメインを変更したりするときに利用されるものですが、目的のサイトの評価を上げるために、別サイトのリンクのエネルギーを301リダイレクトによって移行させることも可能です。

しかし最近では、リダイレクトを悪用して順位を上げようとするサイトも多いため、取り締まりも厳しく安易なリダイレクトはペナルティの原因になります。悪用するつもりではなくても、もしリダイレクトを利用しているサイト・ページがある場合は、利用方法が間違っていないかを再確認してください。

サイト内部を最適化する

サイト内部を最適化する

リンク切れを削除する

他のサイトへのリンクだけでなく、サイト内部へのリンクも含めて“リンク切れ”があるのは、SEOの面だけでなくユーザービリティの観点からも好ましくありません。リンク切れがたくさんあれば、そのサイトは管理が行き届いていないと思われてしまう可能性もあります。

可能な限りリンク切れを放置しないように、日頃からリンク先のチェックを行いましょう。またリンク先がなくなっている場合だけでなく、リンクを貼った時と内容が異なるという場合もあるので、ページ内容も確認するようにします。
>(参考)リンク切れを自動でチェック・処理できる『Broken Link Checker』

質の低いページを減らす

質の高いコンテンツを継続的に提供していくことがSEOでも大切だと言われている中で、質の低いページ(コンテンツ)が多いというのはサイト全体にとってマイナスの要素になり得ます。その為、もしサイトに質の低いページが存在するのであれば削除するか、質が高くなるようにページ内容に手を加えましょう。特に文字数が少ない場合は“質が低い”と看做される可能性が高くなるので、ユーザーにとって役立つ情報を文字数も気にしながら提供して下さい。
>(参考)文字数が少ないページは削除するかnoindexにする!?

canonicalの設定

ブログやショッピングサイトなど場合、自動で同一内容のページが複数生成されることがあります。いわゆる重複ページはペナルティの温床となりやすく対処する必要があります。対処の方法は重複しているページにcanonicalを設定することです。

例えば[ページA][ページA-1][ページA-2]がある場合、[ページA-1]と[ページA-2]ページに下記のコードを入れるだけです。

<link rel="canonical" href="http://www.example.com/page-a.html">

※URLの部分に[ページA]のURLを記入します。

WordPressであればプラグインの『All in One SEO Pack』を入れれば対応できます。

サイトの評価を高める

質の高いリンクを獲得する

上記までのようなマイナスの要素を取り除くことも必要ですが、ライバルサイトと比較してSEOが足りていない場合には、SEOを強化する必要があります。サイトの評価を高める方法と言えば「質の高いページからアンカーテキスト」を獲得することですね。

[被リンクの整理]でお話したようなリンクではマイナスとなってしまいます。ただリンクの数をたくさん増やすというわけでなく、リンクの質を重視しなくてはなりません。どのようなリンクであれば「質の高い」ものなのかを判断するのは非常に難しいことですが、判断材料はMajestic SEOによる評価の高さなどがあります。

質の高いページを増やす

上記では「もしサイトに質の低いページが存在するのであれば削除する」とお話しましたが、サイト全体の評価を上げるには質の高いページを増やすことも一つの方法です。ユーザーに有益だと感じてもらえるコンテンツを提供しましょう。

執筆者情報
2004年から当サイト「iscle」を始めた管理者。Google 公認のプロダクトエキスパートとして、YouTube、Google AdSense、Play の公式コミュニティで活動中。スマホアプリ、Web ツールの使い方や最新情報を中心に発信しています。