【辛口批評】iPad pro で仕事は厳しい…でも最高のノートにはなる!

【辛口批評】iPad pro で仕事は厳しい…でも最高のノートにはなる!
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2019年06月13日 in Web・IT
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「iPad Pro があればノートパソコンは不要!」
「iPad Pro だけで十分仕事ができる!」
「もうこれはパソコン以上だ!」

上記のように iPad Pro を褒め称える記事がたくさんありますが、本当に iPad Pro さえあれば十分なのでしょうか?

私は iPad Pro(2018)を使用していますが、絶賛されるほど仕事に使える端末だとは感じていません。決して嫌いな端末ではありませんが、あえて iPad Pro がどのような仕事をする人に向いていて、何をするのに不便だと感じるかを私自身の体験からお伝えしたいと思います。

ちなみに私が使用しているのは iPad Pro(2018)の 11 インチ。純正の Smart Keyboard Folio と Apple Pencil です。仕事として行いたいことはメール、Web サイトの作成や編集、ブログ記事の作成、画像加工、動画編集などです。

iPad Pro で不便だと感じること

やっぱりパソコンではなくタブレット

スペック的にはノートパソコンと引けを取らないと思います。動作も快適ですし、持ち運びも便利なサイズ感だと思います。しかしパソコン用のソフト/ツールがインストールできるわけでないので「やっぱりパソコンではなくタブレットだな」と感じてしまいます。

特に私自身、どのパソコンを使用していても同じアカウントにログインすれば同じ環境になる Chrome ブラウザが大好きなのですが、パソコン版の Chrome ブラウザとアプリ版の Chrome ブラウザでは使い勝手が異なります。
アプリ版の Chrome ブラウザ

ブックマークなど同期されるので同じような環境にはなりますが、表示のされ方は異なりますし、パソコン版で使用している拡張機能は使用できません。ブラウザを上手く活用しながら仕事をされている方だとストレスに感じるのではないかと思います。

またブラウザに限らずパソコンと同じソフトやツールが使用できない点は、仕事が効率的にできない原因の一つだと感じています。「ノートパソコンであればデスクトップで使用しているソフトと同じものを使えるのに…」と思うことが頻繁にあるのです。

パソコンでしか提供されていない特定のソフトを使用する割合が多い方だと iPad Pro でも仕事をバリバリするのは難しいと思います。

タッチパッドがない

カバーにもなるキーボード Smart Keyboard Folio はとても便利なガジェットだと思います。キーも打ちやすいと思いますが、ただ惜しいなと感じるのはタッチパッドがないということです。
Smart Keyboard Folio はタッチパッドがない

タブレットだから画面をタッチすれば良いだけなのですが、キーボードで文章を打っている途中に画面をスクロールさせたい時などに画面まで手をのばすのは想像以上に面倒で疲れます。Surface はタッチパッドがあるので、余計に惜しいと感じてしまうのです。

iOS13 では iPad Pro でマウスが使えるようになるという話もありますが、マウスを持ち歩くのが苦にならなければ良いのかもしれませんね。

画像加工・動画編集

iPad や iPhone には画像加工アプリや動画編集アプリがたくさんありますね。写真をトリミングしたり色合いを変更することくらいであれば、アプリを使用して行うのも簡単で手間がないかと思います。

しかし動画編集となると、iPad でもできないことはないけどパソコンの方が圧倒的に効率良くできます。一眼レフで撮影した複数の動画ファイルを取り込んで編集し、YouTube 等にアップするのは、やっぱりパソコンの方がスムーズで効率的です。小さな iPad の画面では作業に限界を感じてしまいます。

どうしても外出先などで iPad を使用して編集しなければならない場合以外は、家に帰ってパソコンで作業しています。

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iPad Pro は最高のノートになる!

ガチな仕事ツールとしては「ちょっと…」と個人的に感じている iPad Pro ですが、仕事でもプライベートでも便利に使っているのはノートアプリ + Apple Pencil です。私が使用しているアプリは Noteshelf ですが、Apple Pencil に対応しているノートアプリはたくさんありますし、お絵かきアプリも様々なものがありますね。

iPad Pro と Apple Pencil は本当に紙に書いているような感じですし、細かい字も難なく書くことができます。書き間違いがあってもサッと消しゴムツールに変えて消せたり元に戻したり、様々な色に変えたり、ペンの種類を変えたりできるところは紙とペン以上の使いやすさです。
iPad Pro は最高のノートになる

仕事でもプライベートでも、メモをとったりアイディア出しに使ったり、ちょっと落書きしてみたりと活用しています。ただiPad と Apple Pencil だけではツルツル滑る感じになり紙に書いているような感覚とは異なります。ペーパーライク保護フィルムを使用することで紙のような描き心地になるのでお勧めです!

MS factory iPad Pro 11 2018 フィルム
特殊加工により、まるで紙に描いてるような描き心地を実現します。

メールや文章作成中心の方なら良いかも!

タッチパッドは無いものの、メールやブログ記事作成など文章を作成することが中心のお仕事であれば iPad Pro は活用できるツールだと思います。その中で必要に応じて画像加工や動画編集を行ったりする程度であれば問題はないのではないでしょうか。

iPad Pro を購入する前に、「自分は普段仕事でどのような作業をしているか」「どのようなことをやりたいのか」「iPad Pro ではそれを実現できるのか」を洗い出して検討されることをお勧めします。