新機能「YouTube ハンドル」は早い者勝ち!?条件やカスタムURLとの違いなど

現在チャンネルをお持ちであれば、YouTube からメールでお知らせを受けた方も多いと思いますが、 YouTube に新しい機能「ハンドル」が導入されます。

【「YouTube ハンドル」のご紹介】という件名のメール、もしくは【YouTube ハンドルをお選びいただけるようになりました】という件名のメールを受け取っている方も多くなっていると思います。

公式情報も出てはいますが、「どのようなものかイマイチ理解できていない」「カスタムURLとの違いや条件がわからない」と思われている方も多いのではないでしょうか。

今回は新機能「ハンドル」についての概要や条件、今まで存在していたカスタムURLとの違いなどをご紹介していきます。今後、どのチャンネルでもハンドルが導入されますので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

など動画でも分かりやすくご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。

ハンドルって何？

今回 YouTube に導入されるハンドルは、「@」から始まるチャンネル固有（唯一無二）の識別要素です。例えば「@user123」のように各チャンネルに1つ割り当てられ、他のチャンネルとかぶることはありません。

チャンネル名だと、既に存在しているチャンネル名と全く同じものを付けることができるため、YouTube 内に同じチャンネル名がいくつも存在することは珍しくありません。その中には、有名なチャンネルと同じ名前にすることで成りすまし、視聴者を騙そうとするものもあります。

しかしハンドルは他のチャンネルと同じにすることができないため、成りすましを見破る手段にもなります。

さらにハンドルはチャンネルの URL としても利用されます。例えばハンドルを「@user123」にしていた場合は「youtube.com/@user123」がチャンネル URL となります。

私のチャンネルであれば、ハンドルを「@iscle」にしたので「youtube.com/@iscle」にアクセスするとチャンネルページが表示されます。

ハンドルが表示される場所は、チャンネル ページ、 YouTube ショート プレーヤー、検索結果、コメントなどで表示されるようになります。

今までチャンネル登録者100名以上のチャンネルでは、カスタム URL と言ってチャンネル独自の URL を作成することができていました。このチャンネルであれば「youtube.com/c/Iscle」で作成してあり、この URL にアクセスすることでチャンネルページが表示されます。

既にカスタム URL を設定されていたチャンネルは、ハンドルに基づく URL に自動でリダイレクトされるようになり、チャンネル側でリダイレクトの設定などは不要です。

また現在、チャンネル登録者が100名を超えてもカスタム URL の作成ができなくなっていました。カスタムURLを作成しようとしても「チャンネルの URL の新しい選択方法です。 ハンドルの詳細」と表示されます。今後カスタマイズ可能なのはハンドルのみとなるようです。

自分のチャンネルのハンドルを選択・変更するには？

ではここからは自分のチャンネルのハンドルを選択・変更する方法についてご紹介していきます。

まず、ハンドルはすべてのチャンネルに割り当てられます。動画を投稿せず、他者の動画を視聴したりコメントを投稿しているだけのチャンネルに対しても割り当てられます。カスタム URL のようにチャンネル登録者数も関係がありません。

基本的にはチャンネル名に基づいて自動的に割り当てられますが、後で変更することが可能です。

https://www.youtube.com/handle
へアクセスをしてください。通知内からもアクセスができるかと思います。また YouTube Studio の［カスタマイズ］＞［基本情報］でも変更可能です。

アクセスすると、おそらく自動で割り当てられたハンドルが記載されています。もし気に入らなければ［ハンドルを変更］を選択してください。

このページで好きなハンドルを記入して設定することが可能です。

「一度ハンドルを決定したら変更ができないのか？」と心配されている方もいると思いますが、ハンドルは14日間に2回変更が可能です。

ただし、変更を取り消ししたい場合に備えて14日間の猶予期間が設けられています。その14日間が過ぎた後に新しいハンドルが使用できるようになるため、「変更してもすぐに反映されない」と焦らないでください。

さらに、過去にコメントなどでハンドルが付けられていた場合、過去のハンドルから新しいハンドルへ自動で更新されます。

ハンドルの条件

基本的に好きなハンドルに変更できますが次の条件があります。

個人的な意見となりますが、商標登録されたような文字列はトラブルの原因になる可能性があるため控えた方が良いかと思います。

もし商標権を侵害された場合は、ヘルプページ「商標権侵害の申し立てを行う」から申し立てを行うことが可能です。また、ハンドルを利用してなりすましされた場合や、なりすましを見つけた場合も「なりすましに関するポリシー」をご確認いただき報告することもできます。

さて、多くの方がどんなハンドルにするべきか悩むのではないでしょうか。ハンドルは様々なところで表示され、チャンネルを表現するブランドにもなります。チャンネル名にちなんで付けたり、チャンネル内容を表現できるもの、視聴者などに分かりやすく覚えてもらいやすいものが望ましいと考えられます。

ハンドルは既に取得されているものと同じものを選択することができません。つまり、早い者勝ちです！チャンネルを作成したら早めに選択されることをお勧めします。