収益化の資格要件追加など YouTube 最新情報(2021年6月)

収益化の資格要件追加など YouTube 最新情報(2021年6月)
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2021年06月24日 in YouTube
記事内にPR・広告が含まれる場合があります

2021年6月の現時点での YouTube の最新情報をご紹介していきます。今回は AdSense の最新情報はありませんが、YouTube 収益化における資格要件の追加などについての最新情報を5つ、簡潔にまとめてご紹介いたしますので最後までご覧いただければ幸いです。

なお、動画でも同様の内容を公開しております。

YouTube ショートの拡大

1分以下の縦長の動画を投稿することで「ショート動画」として公開できる YouTube Shorts(ショート)ですが、YouTube アプリでショート機能を使用できるエリアが拡大しています。

インド、アメリカと機能が公開されていましたが、現時点でこれらの国や地域で使用が可能になりました。
ショート動画作成ツールを利用できる国または地域

現時点では残念ながら日本は含まれていませんし、いつ日本でも機能が使えるようになるか公表はされていません。しかしショート機能を使用できるエリアが急拡大したことから、日本で使用できるようになるのも間近ではないかと思います。

先月もご紹介しましたが、YouTube Shorts Fund というファンドによってショート動画でも収益化が可能になります。ショート専門チャンネルを運営されている方も増えてきて、徐々にショート動画を活用する動きも見られるようになりました。

私自身もいくつかのチャンネルでショート動画のテストを行っていますが、使い方によってかなり多くの視聴回数を増やすことも可能だと考えています。ショート動画の活用方法などについては、また別途動画でもご紹介する予定ですので楽しみにお待ちください。

動物虐待に関するポリシーの変更

6月30日に動物虐待に関するポリシーが更新され、動物や人間に故意に肉体的な苦痛や危害を加えるコンテンツは YouTube で許可されなくなります。

動物虐待に関するポリシーは今までも存在していましたが、更新されることでより明確化するのではないかと考えられます。

意図的にこのような動画を撮影して投稿されている方は少ないと思いますが、ペット動画など動物関連の動画を公開されている方は注意が必要かと思います。

例えば、飼い主としてペットのしつけをしている行為が、内容によってはポリシーに触れるかもしれません。客観的に見て、視聴者が「虐待ではないか?」と思ったり、不快に感じるような表現は避けるようにしましょう。

外部リンクの設定が可能に

YouTube パートナー プログラムに参加している場合(収益化済みのチャンネル)は、カードと終了画面から外部の Web サイトへのリンクも設定ができるようになりました。

ご存知かと思いますが、カードや終了画面は YouTube Studio の各動画の詳細ページから設定ができます。
各動画の詳細ページから設定

例えばカードであれば、このように[リンク]が追加できるようになっています。
[リンク]が追加

今までは関連ウェブサイト、承認済みの販売サイトやクラウドファンディング サイトだけしか設定できませんでしたが、それら以外のリンクも設定可能です。

ただしリンクされた外部の Web サイトが YouTube のポリシーに準拠している必要があります。このリンクの機能を使用してトラフィックをドメイン間でリダイレクトしてはいけないとも記載されています。

「ドメイン間でリダイレクト」というのは、例えばリンク先の URL として「aaa.com/123」を指定していたのに、これにアクセスすると別ドメインである「bbb.com/123」に転送されるようなことです。

もし違反があった場合、カードまたはリンクの削除、違反警告、YouTube チャンネル停止、Google アカウントの停止などの処置がとられる可能性があります。

YouTube チャンネルだけではなく「Google アカウントの停止」とまで記載されているため、リンク先ページに問題となるようなコンテンツが含まれていないか、十分に気をつける必要があります。

ライブ配信でチャンネル登録者限定のチャット

ライブ配信時にチャット機能を有効にしている場合、チャンネル登録をしている人か否かに関わらずチャットを送信することができます。しかし YouTube は新たな機能として、チャンネル登録者だけがチャットを送信できる機能をテストしています。

実際にその機能を使用されているライブ配信を見つけました。通常メッセージを記入できる部分に「チャンネル登録者のみモードが有効になっていました」と記載され、入力ができないようになっています。
チャンネル登録者限定のライブチャット

スパムチャットや嫌がらせなどを送信するユーザーからクリエイターを守るため、この機能をテストしているのだと考えられます。

「チャンネル登録くらいすぐできるから意味ないのでは?」と思われると思います。この機能ではチャンネル登録をしている期間も設定することが可能です。例えばチャンネル登録をして8週間以上経過しているユーザーでないと送信できないなどです。スパムユーザー対策として素晴らしい機能だと思います。

その他の使い方として YouTubeマスターD さんがチャンネル登録を促す手段を提案されていて面白いと感じました。つまり「チャットを送信できるのはチャンネル登録者だけなので、ぜひチャンネル登録してください!」とユーザーに伝え登録を促すこともできるわけですね。

機能の使用方法についてヘルプページにはこのように記載されています。
登録者限定チャットの使い方ページ

この機能は、ごく一部のクリエイターのみを対象にテストを行っています。今後、さらに多くのクリエイターにテストに参加していただく予定です。

まだ一部のクリエイターにしか使えない機能ですが、今後より多くのクリエイターが使えるようになっていくのではないかと思います。ライブ配信をされる際に、機能が有効になっているか確認してみてください。

YouTube パートナー プログラムの資格要件の追加について

7月から YouTube パートナー プログラムに新しい資格要件が追加されることになりました。YouTube パートナー プログラムに申し込む際に、チャンネルにコミュニティ ガイドラインの違反警告がある状態だと申し込みができなくなります。

コミュニティ ガイドラインはご自身のチャンネルや動画だけに限らず、他者の動画でのコメントやチャットなども含まれます。暴力的なコメントやチャットを送ることはもちろんのこと、あいさつ回りなどコメントの繰り返しやインセンティブ スパムなどにも注意しなければなりません。

特に YouTube チャンネルを運営して日が短い方だと、知らない間にガイドライン違反を行ってしまっている方も少なくありません。下記ページにそのことも触れていますのでご覧いただければ幸いです。

執筆者情報
2004年から当サイト「iscle」を始めた管理者。Google 公認のプロダクトエキスパートとして、YouTube、Google AdSense、Play の公式コミュニティで活動中。スマホアプリ、Web ツールの使い方や最新情報を中心に発信しています。