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YouTube子供向け担当社員に聞いた注意事項やチャンネル・動画への影響

竹中文人
執筆者:
[最終更新日]2020/01/10
[カテゴリ]YouTube

YouTube子供向け担当社員に聞いた注意事項やチャンネル・動画への影響

本日 2020年1月10日、YouTube の子供向けを担当する社員の方に直接質問ができるミーティングに参加しましたので、そこで聞くことができた情報を共有したいと思います。(このページではテキストで内容をご紹介していますが、動画でもご紹介しております。)

YouTube では2020年1月7日から子供向けコンテンツ(動画)に対して、コメント機能制限やパーソナライズド広告の非表示など様々な機能制限等を行うようになりました。子供向け動画を提供しているチャンネル運営者にとっては大きな影響を受けることになります。

現状で YouTube のヘルプページなどでは、「収益がどれくらい減るのか?」「ブラウジング機能や検索など、動画の露出や視聴回数に影響はあるのか?」など子供向けチャンネルにどれほどの影響が出るのかは公表されていません。多くの憶測やデマなども流れ困惑されているクリエイターの方も多いと思います。

子供向け動画やチャンネルで制限される機能

そもそも子供向け動画やチャンネルである場合、どのような機能が制限されるかはご存知でしょうか?これは YouTube ヘルプページにも記載されていますが、下記のことが制限されます。

動画単位:

  • ホームで自動再生
  • カードまたは終了画面
  • チャンネルの画像・ロゴの透かし
  • チャンネル メンバーシップ
  • コメント
  • 寄付ボタン
  • YouTube Music での高評価と低評価
  • チャットまたは Live Chat Donations
  • グッズ販売とチケット販売
  • 通知ベル
  • パーソナライズド広告
  • ミニプレーヤーでの再生
  • Super Chat または Super Stickers
  • 再生リストと [後で見る] に保存
チャンネル単位:

  • チャンネル メンバーシップ
  • 通知ベル
  • 投稿
  • ストーリ

パーソナライズド広告やスーパーチャットなど収益に関わる機能も制限されるため、子供向けチャンネルを運営されているクリエイターの方にとっては死活問題だと思います。その他にもかなり多くの機能が制限されているため今後どうなるのか不安に思われている方も多いでしょう。

ユーザーの中には「なぜカードや終了画面の機能もできないの?」「通知ベルまで制限されるのはなぜ?」など、制限される必要がなさそうなもが制限されていることに疑問を感じているかもしれません。この点について社員の方は、これらの機能はバックグラウンドでデータを集めているため制限をかけたということをお話していました。

その背景として、今回の制限は YouTube が率先して行ったというよりは、児童オンライン プライバシー保護法(COPPA)に基づき米国連邦取引委員会(FTC)が提起したものに対処するために行ったものです。既に YouTube は FTC に対して約180億円もの支払っており、早急に COPPA に対処しなければなりませんでした。※金額や和解に関しての FTC のページへ(英語)

早急に対処するために、とりあえず現状でデータを集めている機能に制限をかけたわけです。ですから、今後データを集めないように変更することで機能を使えるようにしていければ良いと仰っていました。

罰金も!子供向けなのに「子供向けではない」にすると…

子供向け動画は多くの機能制限されることから、本当は子供向け動画なのに「子供向けではない」と設定される方もいると思います。ですがこのようなことは絶対にやらないことをお勧めします。そもそも今回の子供向けの制限などは YouTube 側の規約やルールの問題ではなく、COPPA という法律上の問題となっています。

本来子供向けと設定すべき動画なのに「子供向けではない」に設定していると FTC に判断されれば、規定上1回の違反につき最大で42,530ドル(約465万円)の罰金など法的処置が課せられる可能性があります。※ YouTube に支払うのではありません。

自分を守るためにも虚偽の設定をすべきではありませんし、AI に子供向け動画と判断されないようにサムネイルやタイトル・文章などを変えたりすることはすべきではないのです。

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AI の判定について

現状ではチャンネル運営者がチャンネルに対して、もしくは各動画に対して子供向けかそうでないかを設定することが可能です。その一方で AI が、自動で子供向けかを判断し設定を変更するようにもなっています。

ただ AI も完璧ではないので、子供向け動画ではないのに子供向けと判断されてしまうこともあるでしょう。そのような場合は手動でその動画の設定から「子供向けではありません」に変更をすれば良いとのことです。※ YouTube は基本的にクリエイターに任せるスタンスです。
YouTube「子供向けではありません」

ただし AI が「明らかにこの動画は子供向けである」と判断したものは、上記の設定変更ができないようになっているようです。この場合はフィードバックを送信してください。

また現状で子供向け動画が公開されているチャンネルだからと言って、今後投稿する動画が子供向けに判定されやすくなったりはしないとのことです。※チャンネル自体を子供向けに設定していなければ。

ちなみにこの AI は、本来チャンネル運営者が手動で各動画に対して設定しなければならないものをサポートするためのものです。YouTube の優しさです。

検索・ブラウジング機能・関連動画への影響は?

子供向け設定しているチャンネルや動画は「YouTube 検索で表示されにくくなったりしないの?」「ブラウジング機能によってホーム画面などで表示されなくなることはないの?」「今まで通り関連動画に表示されるの?」など、チャンネルや動画の露出に関しても気になるところですよね。

これに関して質問したところ、検索やブラウジング機能・関連動画などには関連せず今までと変わらないということでした。つまり子供向けチャンネル・動画だからと言って露出に関して不利になるわけではなさそうです。

視聴回数が減ったという動画やチャンネルがあるという方もいるかもしれませんが、そのような場合はコメント機能がなくなることでエンゲージメントに影響が出たのかもしれないとお話をされていました。ただ基本的には子供向けの設定で直接関連はないようです。

収益はどれくらい減るの?

パーソナライズド広告が表示されなくなったり、スーパーチャットやスーパーステッカーによる支援を受けられなくなることから子供向けチャンネルの収益は減ると言われています。まだ現時点ではどれくらいの収益が減るかは分かりませんし、収益への影響はチャンネルによっても異なるため今後アナリティクスで把握する必要があります。

子供向けチャンネルに限らず、収益を YouTube に頼っている場合は他の収益手段を作っていくことも大切ではないでしょうか。YouTube 以外の収益手段については後日 YouTube へ動画で投稿しようと思います。※ iscle のチャンネルへ

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