【2025年最新】YouTube新機能ヤバすぎ!史上最大のアップグレード

毎年この時期に行われる「Made On YouTube」で、30個ほどの新機能が発表されました!その多くがAIを活用した機能です。
例えば、動画生成 AI の Veo 3 がショート動画のために無制限&無料で利用可能になったり、映像を選択するだけで、音楽やエフェクト、ナレーションを加えた一貫性のあるショート動画を生成してくれる機能。YouTube Studio 内に搭載される AI チャットアシスタントで、自分のチャンネルの分析やコンテンツ制作に関するアドバイスを得られる機能などです。
ただ、これらの機能が日本に導入される時期などは未定で、まだ実験段階の機能も多く紹介されていました。そこで今回は、日本でも導入される可能性が高く、重要な機能や注目したい機能を厳選してご紹介いたします。
なお、動画でも分かりやすくご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。
目次
タイトルとサムネイルの A/B テスト機能
1つ目はタイトルとサムネイルの A/B テスト機能です。これを待っていた人も多いのではないでしょうか。
今みなさんがご使用になれるのは、サムネイルの A/B テスト機能ですよね。この機能がアップデートされ、サムネイルだけでなくタイトルも含めてテストできるようになります。7月に一部のクリエイターでテストされていると情報は出ていましたが、想像以上にスピーディーに他のクリエイターにも展開されるようです。
最大3つの異なるタイトルやサムネイル、あるいはその組み合わせを試して、どれが一番パフォーマンスが良いか比較検討できます。つまり、今まで通りサムネイルだけでもテストが可能ですし、タイトルだけのテスト、サムネイルとタイトルを組み合わせてテストすることが可能です。
しかも、 YouTube が視聴時間などのデータに基づいて最も効果的な組み合わせを自動で選んで適用してくれます。これにより、データに基づいた最適化ができるようになります。
タイトルまでテストする必要があるの?
「サムネイルが一番重要だから、タイトルまでテストする必要があるの?」と思われる方もいるかもしれませんね。
おっしゃる通り、サムネイルは動画の“顔”であり、クリックされるかどうかを左右する非常に重要な要素です。しかし、タイトルはその顔に添える“最高のキャッチコピー”です。
例えば、いくら魅力的な表紙の本でも、心を惹きつけるタイトルや帯の言葉がなければ、手に取ってもらえないかもしれませんよね。それと同じで、たった一言、言葉を選ぶだけで視聴者の心に刺さり、「これは見なきゃ損だ!」と思わせることができます。それくらい、タイトルも無視できない重要な要素です。
そして何より、サムネイルとタイトルは一心同体だと思います。サムネイルで生まれた「何だろう?」「気になる!」という興味関心を、タイトルが「これはあなたのための動画です!」と確信に変えるものです。この二つが完璧に噛み合ったとき、クリック率は最大化されます。逆に、サムネイルのイメージとタイトルの内容が少しでもズレていると、視聴者は迷わずスルーしてしまいます。
コラボレーション機能の強化
次に注目したいのが、コラボレーション機能です。これは、1本の動画に最大5人の共同制作者を追加できるというものです。
注目すべきなのは、参加したクリエイター全員のチャンネルの視聴者に表示されることです。これにより、それぞれのクリエイターが持つ異なる視聴者層に自然な形でリーチが広がるわけです。
例えば、私のチャンネル「イズクル」がAさんとコラボしたとします。私のチャンネルでコラボ動画を投稿したら、私のチャンネル視聴者だけでなく、Aさんのチャンネルの視聴者にも動画がインプレッションされるということです。
新しい視聴者との出会いのチャンスが広がるのは、非常に大きいですよね。
視聴者との繋がりが重要なのはもちろんのこと、これからはクリエイター同士の横の繋がりも重要になってくるかもしれません。ライバルは「敵」ではありません。お互いの強みを持ち寄って、一人では到達できなかったことを成し遂げるための「最高の仲間」ですね。視聴者を奪い合うのではなく、共有し、共に成長し続ける。そんな WinWinの関係を築けるクリエイターが求められているのかもしれません。
ちなみに収益は、動画をアップロードした元のクリエイターに分配される形になるようです。
ライブ配信の大幅アップデート
さて、続いてはライブ配信の大幅な更新です。 YouTube 自身が「史上最大のアップグレード」と公言するくらいです。ログインしている視聴者の実に3割以上が毎日ライブを視聴しているというデータもあり、YouTube がこの領域にいかに力を入れているかがよくわかります。
横画面配信と縦画面配信の統合
クリエイターは横画面の配信と、縦画面、つまりショートフィード向けの配信を同時に行えるようになります。そして視聴者は、どちらから見ていても一つの共通チャットで交流できます。
特に縦型配信は、 ショートフィードでの発見可能性を高める狙いがあるのでしょうね。視聴習慣が多様化する中で、「横動画か縦動画か」というフォーマットの壁を取り払い、どこからでもライブ配信に参加できるようにしようとしています。
AI によるライブハイライト
長時間のライブ配信から、 AI が自動的にショート動画に適したハイライトシーンを抽出してくれる機能です。
クリエイターは提案されたクリップを確認し、簡単にショートとして公開できます。ライブ配信のコンテンツは、その場限りで消費されがちですが、この機能を使えば魅力的な瞬間を再利用し、ライブを見逃した視聴者や新しい層にも届けやすくなります。AI が編集の手間を大幅に減らしてくれる点も大きいですね。
ライブ配信の練習モード
ライブ配信に慣れていない方や、本番前に練習したいという声に応える機能も登場します。
モバイルアプリ上で、誰にも見られずに本番と同じ設定で配信テストができます。これはライブ配信への心理的なハードルを下げ、より多くのクリエイターが気軽にライブ配信を始められるよう後押しする機能と言えます。技術的なチェックだけでなく、話す練習にも使えそうです。
サイドバイサイド広告
収益化に関してもアップデートがあります。サイドバイサイド広告は、ライブ配信画面の横などに、配信を中断せずに表示される広告フォーマットです。
今まではライブ配信途中に広告が入っていましたが、サイドバイサイド広告であれば、視聴体験を損なわずに収益化を図れるのは、双方にとってメリットがありますね。
メンバーシップ機能強化
さらに、チャンネルメンバーシップ向け機能として、公開ライブの途中から簡単にメンバー限定のコンテンツに切り替えられる機能が追加されます。
例えば、ライブ配信で話が核心に迫ったところで、「この話の続きは、いつも応援してくれているメンバーの皆さんと、もっとクローズドな空間でじっくりお話ししたいと思います」と、自然な流れでメンバーシップ限定パートに移行できます。
ライブ配信の熱量を維持したまま、メンバーシップ参加者には特別な体験を提供できるので、メンバーシップの価値を高める効果的な機能です。
Made On YouTube まとめ
今回は YouTube の新機能について、ほんの一部を厳選してご紹介してきました。
全体を振り返ると、 YouTube はコラボレーションの促進、ライブ配信体験の根本的な強化、AI による制作支援、そして収益化手段の多様化という方向に、明確に舵を切っていることがわかります。まだ日本導入予定でない機能も、いずれ導入される可能性もあります。
その他の新機能などは公式ブログで紹介されていますので、ぜひご覧になってみてください。