スマホのバッテリーを長持ちさせる14の方法!減りが早い時も(Android)

スマホのバッテリーを長持ちさせる14の方法!減りが早い時も(Android)
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2025年09月03日 in Pixel

スマホのバッテリーの減りが早くてお困りであったり、もっと充電を長持ちさせたいとお考えでしょうか?スマホの設定を見直すだけで、バッテリー持ちが大きく改善されることがあります。今回は、誰でも簡単に試せるバッテリー節電方法と設定手順をご紹介します。

※お使いの機種や Android のバージョンによって、メニューの名称や手順が異なる場合があります。今回は Pixel 10 Pro の端末を使用してご紹介します。

なお、動画でも分かりやすくご紹介しております。

バッテリーの劣化具合を調べる

バッテリーは消耗品であり、使用するにつれて徐々に劣化します。まずは現在のバッテリーの状態を確認してみましょう。

[設定]>[バッテリー]>[バッテリーヘルス]※[バッテリーの状態]などと表示されることもあります。

もしバッテリー容量が「80%」となっていた場合は、フル充電しても新品の時の80%相当しか充電できない状態だということです。容量が大幅に低下している場合は、バッテリー交換やスマホの買い替えを検討するのも一つの手です。

バッテリーを長持ちさせる設定

今よりもバッテリーを劣化させないようにする、またバッテリー消費を少なくするために、これからご紹介していく設定を見直してください。

1. 「充電の最適化」をオンにする

バッテリーの寿命を延ばすための機能です。夜間の充電など、長時間充電器に接続されている場合に、バッテリーが 100% の状態を維持する時間を短くするように充電速度を調整します。これにより、バッテリーへの負荷が軽減され、劣化を遅らせることができます。「アダプティブ充電」や「バッテリー保護」などと表示されることもあります。

[設定]>[バッテリー]>[バッテリーヘルス]>[充電の最適化]>[アダプティブ充電]をオン

2. バックグラウンドデータOFF

アプリは、使用していないときでも裏側でデータを送受信(同期)していることがあります。特に頻繁に情報を更新する必要のないアプリは、バックグラウンドでのデータ使用をオフにすることで、通信とバッテリーの両方を節約できます。

[設定]>[アプリ]>[対象のアプリ]>[モバイルデータ使用量]>[バックグラウンド データ]をオフ

3. バックグラウンドでのアプリ動作を制限する

アプリがバックグラウンドで自由に動作すると、バッテリーを消費し続けます。設定からアプリごとのバッテリー使用量を確認し、あまり使わないアプリのバックグラウンド動作を「制限」することで、不要な電力消費を抑えることができます。

[設定]>[アプリ]>[対象のアプリ]>[バッテリー使用量]>[バックグラウンドでの使用を許可]をオフ

※ LINE などのメッセージがリアルタイムで来なくなる可能性があります。

4. キーボードのバイブレーションをOFF

文字を入力するたびに振動するバイブレーション機能は、小さなモーターを動かすために電力を消費します。この設定をオフにすると、わずかですが着実にバッテリーの節約に繋がります。

[設定]>[音とバイブレーション]>[バイブレーションとハプティクス]>[キーボードのバイブレーション]をオフ

5. キー操作音をOFF

キーボードのタップ音や、画面をロックするときの効果音も、スピーカーを鳴らすために電力を使います。操作音をオフにすることで、細かな電力消費をカットできます。

[設定]>[音とバイブレーション]>[タッチ / クリック操作音]をオフ

6. 画面の明るさ調整

スマホの中でも、ディスプレイはバッテリーを大きく消費する要素の一つです。画面の明るさを少し下げるか、「明るさの自動調整」をオンにして、周囲の環境に合わせた最適な明るさに保つことで、バッテリー消費を大幅に削減できます。

  • クイック設定パネル: 画面を上から下にスワイプし、明るさ調整バーで調整します。
  • 設定アプリ: [設定]>[ディスプレイとタップ]>[明るさのレベル]で調整します。「明るさの自動調整」もオンにできます。

7. 画面自動消灯の時間を短くする

スマートフォンを操作しないときに画面が自動でオフになるまでの時間を短く設定しましょう。「30秒」や「1分」など、短い時間に変更することで、画面の無駄な点灯を防ぎ、バッテリーを節約できます。

[設定]>[ディスプレイとタップ]>[画面消灯(またはスリープ)]> 時間を短く設定

8. リフレッシュレートを下げる

高リフレッシュレート(90Hzや120Hzなど)のディスプレイは、画面の動きが滑らかになりますが、その分バッテリー消費も激しくなります。設定で標準のリフレッシュレート(通常は60Hz)に切り替えることで、バッテリーの持ちが改善されます。

[設定]>[ディスプレイとタップ]>[スムーズディスプレイ(モーションのスムーズさ / リフレッシュレート)]

9. ダークモードに設定する

OLED(有機EL)ディスプレイを搭載した端末の場合、ダークモードを使用すると黒い部分のピクセルが発光しないため、消費電力を大きく抑えられます。また、目にも優しいため、長時間の利用にもおすすめです。

[設定]>[ディスプレイとタップ]>[ダークモード]をオン

10. 不要なアカウントを削除する

スマートフォンに登録したまま使っていないメールやクラウドサービスのアカウントはありませんか?これらのアカウントは、定期的に同期を行うため、バックグラウンドでバッテリーを消費します。不要なアカウントは削除しましょう。

[設定]>[パスワードとアカウント]>[対象のアカウント]>[アカウントを削除]

11. 使用していない機能をオフにする

Bluetooth、Wi-Fi、GPS(位置情報サービス)、NFC などは、使っていないときでもオンになっていると、接続先を探すために電力を消費し続けます。必要なときだけオンにする習慣をつけましょう。

画面を上から下にスワイプし、「クイック設定パネル」で不要な機能(Wi-Fi, Bluetooth, 位置情報など)のアイコンをタップしてオフにします。

12. バッテリーセーバー(省電力モード)を使用する

バッテリー残量が少なくなったときに非常に便利な機能です。バッテリーセーバーをオンにすると、バックグラウンドでの動作や一部の機能を自動的に制限し、バッテリーの消費を最小限に抑えてくれます。

※ LINE などのメッセージがリアルタイムで来なくなる可能性があります。

クイック設定パネル: 画面を上から下にスワイプし、[バッテリーセーバー]をタップしてオンにします。

13. 端末が熱くならないようにする

バッテリーは熱に非常に弱く、高温の状態が続くと劣化が早まります。直射日光が当たる場所や、夏場の車内に放置しない、充電しながら負荷の高いゲームをプレイしないなど、端末が熱くならないように気をつけましょう。

【対策】

  • 熱を持ったらスマホカバーを外す。
  • 負荷の高いアプリの長時間利用を避ける。
  • 端末が熱いと感じたら、一度使用を中断して冷ます。

スマホの熱対策についてはこちらでもご紹介しています。

14. 再起動、OSとアプリのアップデートを行う

定期的にスマートフォンを再起動することで、バックグラウンドで不要に動き続けているプロセスを終了させ、動作をリフレッシュできます。また、OS やアプリのアップデートには、バッテリー消費の効率化や不具合の修正が含まれていることが多いため、常に最新の状態に保つことが重要です。

  • 再起動: 電源ボタンを長押し >[再起動]
  • OSアップデート: [設定]>[システム]>[システム アップデート]
  • アプリアップデート: [Google Play ストア]>[プロフィールアイコン]>[アプリとデバイスの管理]>[すべて更新]
執筆者情報
2004年から当サイト「iscle」を始めた管理者。Google 公認のプロダクトエキスパートとして、YouTube、Google AdSense、Play の公式コミュニティで活動中。スマホアプリ、Web ツールの使い方や最新情報を中心に発信しています。