ショート報奨金の対象になる視聴回数は?YouTube&AdSense 最新情報(2021年8月)

ショート報奨金の対象になる視聴回数は?YouTube&AdSense 最新情報(2021年8月)
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2021年08月27日 in YouTube, アドセンス
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2021年8月の現時点での YouTube と AdSense の最新情報をご紹介していきます。YouTube ショートの報奨金の支払い開始に関してなども簡潔にまとめてご紹介いたします。なお、動画でもご紹介しておりますのでよろしければご覧ください。

AdSense、新しい広告「全画面インライン広告」

まず最初に AdSense の最新情報についてです。8月12日に、新しい広告「全画面インライン広告」のリリースが公表されました。全画面インライン広告はこちらのようなものです。
全画面インライン広告
https://support.google.com/adsense/answer/10907848

モバイル端末でページを表示し、スクロールしたときに画面いっぱいになるまで縦長の広告が表示されるものです。

自動広告を有効にしていて自動で表示される場合と、レスポンシブ広告ユニットを設置している場合で、スクロールしなければ見えない範囲に表示されます。

サイト運営者で全画面インライン広告用の広告コードを取得して設置するのではなく、既に設置されている自動広告やレスポンシブ広告ユニットで表示されるものです。もちろん全ての広告が全画面インライン広告になるわけではありません。 AdSense 側が最適だと判断した場合にのみ表示されるものだと考えられます。

全画面に表示されるので視認性は高い広告ですが、鬱陶しさもある広告です。残念ながら現時点では AdSense 管理画面から表示をオフにする機能はなかったです。今後サイト運営者側でオン・オフが切り替えられるようになると良いですね。

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YouTube の最新情報

ここからは YouTube の最新情報についてです。

YouTube Studio でダークモード

パソコン版の YouTube Studio でダークモードが使用できるようになりました。YouTube Studio 画面右上にあるプロフィールアイコンから[デザイン]>[ダークモード]で切り替えることが可能です。
パソコン版の YouTube Studio でダークモード

アプリ版の YouTube Studio では以前から実装されています。 Android であれば、こちらもプロフィールアイコンから[設定]>[ダークモード]で変更ができます。

iOS の場合だと、端末の設定の[画面表示と明るさ]から変更可能です。

YouTube 検索での表示

次は YouTube の検索結果での表示に関してです。

YouTube には毎日新しい動画が数多く投稿されているわけですが、公開されている動画の数が増えれば増えるほど、自分が求めている動画がどれなのか探し出すことが大変になってきますよね。

YouTubeでは自分の求める動画がより簡単に検索して見つけることができるように、検索結果での新しい表示を展開していくようです。

公式ブログで紹介されていたもので面白いと思ったものがこちらです。検索結果で表示された動画の下にタイムスタンプが表示され、目的の内容が動画に含まれているか確認することも、その場所から視聴することも簡単にできます。
動画の下にタイムスタンプ

また YouTube アプリからでも、検索結果のページで動画のプレビューが簡単に表示できるようになっています。

タイムスタンプもプレビューもですが、ユーザーがわざわざ動画ページにアクセスしなくても、視聴するか否かをより簡単に判断できるようにしていっているわけです。このあたりに関しては、後日、もっと深堀りした内容をお話したいと思っています。

2段階認証が必須に

YouTube の公式 Twitter アカウントで「11月1日以降、YouTube Studio にアクセスするには2段階認証プロセスをオンにする必要があります。」と投稿がありました。

動画を投稿・管理するクリエイターにとって YouTube Studio は必要不可欠ですので、クリエイターは2段階認証が必須と言えますね(現段階では収益化しているチャンネルのみ対象)。チャンネルの乗っ取りに合う方がとても多くなっていますが、2段階認証を設定することで乗っ取られにくくすることが可能です。

現時点でも2段階認証を設定していないとチャンネルの重要な操作ができなかったり、収益化の審査に時間がかかります。

2段階認証を設定しているかの確認や設定手順はこちらのページでご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。

報奨金の対象になるために必要な視聴回数は?

次は YouTube ショートで報奨金の支払いが開始したことについてです。このサイトでも複数回に分けて YouTube ショートに関してご紹介してきましたが、ショート動画を投稿されている方が多くなってきました。

ショート動画のパフォーマンスが良かったチャンネルにはファンドから報奨金が支払われますが、2021年7月分の報奨金の支払いについて、8月中旬頃から対象者に通知がされました。報奨金の対象になるには、視聴回数が何回くらい必要なのか気になっている方が多いのではないでしょうか?

残念ながら私自身は対象にならなかったのですが、対象者からの情報によると1ヶ月間の視聴回数が30万回前後だったようです。海外の方では約300万回の視聴回数で$200に届かなかったという話しもありました。

収益性を見る際に重要な指標 RPM は数円~数十円程度です。つまり視聴回数1000回あたりの収益が数円~数十円程度ということになります。従来の動画であれば RPM は数百円以上であることが多いので、RPM を比較すると低いですね。

対象となるためには視聴回数だけでなく、視聴者の国や地域、ジャンル、投稿本数など様々なことが加味されるため、視聴回数が何回あれば対象になると明確に言うことは難しいです。従来の動画よりは視聴回数を取りやすい反面、報奨金の対象になることを目的とした場合はかなりの視聴回数が必要になってくるでしょう。

実際に私がテストで投稿したジャンルで視聴回数を増やしやすいと感じたのは、ゲーム実況と動物です。例えば、スマホゲームの10連ガチャを行うようなものや、観た瞬間に可愛い・癒やされると思ってもらえるような動物のショート動画は視聴回数を増やしやすかったです。

ただ月に数千回、数万回視聴されるショート動画が何本も出ないと、報奨金の対象になるのは難しいため、ジャンル選びだけでなく日々継続的に投稿していくことも重要だと思います。

YouTube ショートはまだまだこれから伸びていくものだと考えられます。全てのチャンネルやジャンルで相性が良いとは思いませんが、今までとは異なる視聴者にリーチできる可能性も秘めていますので、活用する場面がないか検討してみると良いのではないでしょうか。