アドセンスの表示回数・PVとアクセス解析のデータに差がある理由

アドセンスの表示回数・PVとアクセス解析のデータに差がある理由
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2018年08月06日 in アドセンス
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アクセス解析のページビュー/アクセス数ではたくさん人が来ているはずなのに、アドセンスのレポート上の広告表示回数が明らかに少ない。ちゃんと広告の表示回数や収益がカウントされていないのでは?

上記のように、アクセス解析とアドセンスの表示回数や PV の数値に差があると「本当に正常に収益が計上されているのか」と疑問に思われる方も多いようです。確かに数値に大きな差があれば不安になってしまいますよね。

アドセンスの表示回数とアクセス解析のアクセス数などに差がある理由は大別すると3つあります。

カウントする対象が異なる

まず一つ目はアクセス数(PV)としてカウントする対象が異なることです。例えばアクセス解析上では 10,000 PV あるのに、アドセンスでは 1,000 PV 程度しかないなど大きく数値が異なる場合、アクセス数としてカウントしている対象が異なっている可能性があります。

よくあるのがレンタルサーバーが提供しているアクセス解析を使用している場合です。

レンタルサーバーのアクセス解析は一般的なアクセス解析とは少し異なり「ログ解析ツール」と呼ばれるものが使用されていることがあります。例えば「Webalizer」という名称の解析ツールなどがよく使用されています。

ログ解析ツールはサイトに来た一般の閲覧者だけではなく、ご自身のアクセスだけでなく検索エンジンのロボットなどのアクセスも含まれます。また WordPress の管理画面にご自身がログインして操作している時もカウントされている可能性があります。

そのためアドセンスで広告を表示させる対象となるアクセスとはかけ離れた数値になることは珍しくありません。ログ解析ツールでのアクセスが 1,000 あったとしても、アドセンスで対象となる人のアクセスはその 10 分の 1 以下になるような場合もあります。

もしレンタルサーバーのアクセス解析等を使用している場合は、より一般的なアクセス解析が行える Google アナリティクスなどを使用してみてください。

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カウントするタイミングが異なる

カウントするタイミングが異なる

Google アナリティクスのような一般的なアクセス解析を使用していても、アドセンスの数値と完全一致するようなことはまずありません。ある程度数値に差は出るものです。例えばアナリティクスのコードが読み込まれるタイミングと、広告コードが読み込まれるタイミング、カウントするタイミングが異なります。

仮にアナリティクスのコードがソースコード上サイトの上部に設置されているような場合、アクセスをすればアナリティクスのコードはすぐに読み込まれるでしょう。しかしアドセンスのコードが完全に読み込まれる前に離脱してしまえば、アナリティクスではアクセスとしてカウントされてもアドセンス側ではカウントされません。

また広告コードが読み込まれたとしても、それがアドセンス管理者によるアクセスであったり不正なアクセスである場合はカウントされないこともあります。

正しく広告コードを設置できていない・広告が表示されていない

広告コードがサイトに正しく設置できているか、広告は表示されているかも確認をしてみてください。アドセンスでは広告コードを正しく設置できていないことで広告が表示されなかったり、うまく表示回数等のデータに反映されないことがあります。

また問題なく広告コードが設置できていたとしても、必ず広告が表示されるとも限りません。コンテンツに問題がある場合だけでなく、広告の量、広告在庫など様々な要素によって表示されないこともあります。

コンテンツに問題がなく、全然広告が表示されないという場合でなければ気にしすぎる必要はありません。