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米Googleで聞いて感じた「これから作るべきコンテンツ」とは

竹中文人
執筆者:
[最終更新日]2017/07/12
[カテゴリ]Web・IT

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Google 主催、アメリカのサンフランシスコで開催された Top Contributor Summit(TCサミット)に参加してきました。このTCサミットは、2年に1回行われるイベントで、Googleのヘルプフォーラムで「トップレベルユーザー」として活躍するメンバーが招待されます。私は AdSense ヘルプフォーラムのトップレベルユーザーとして、今回TCサミットに初参加しました。

今回のTCサミットは10月19日~22日まで行われ、メインとなるイベント/セッションは20日と21日の2日間でした。観光する暇が全然ないくらい Google 漬けでしたが、とても多くのことを学ぶことができました。皆さんにもTCサミットでの内容をお伝えしたいところなのですが、残念ながら秘密保持の関係でサミットの内容を公開することができません。

サミットの内容は公開できませんが、私が Google で聞いて感じた「これから作るべきコンテンツ」はどのようなものなのかをお伝えしたいと思います。

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ユーザーがリアルに体験できるコンテンツを

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TCサミットに参加し様々な方とお話をして感じたことが、これからは今まで以上にユーザーがリアルに体験できるコンテンツを提供していく必要があるということです。

文章や画像で分かりやすくコンテンツを提供することは当たり前となっており、より分かりやすくするために動画を取り入れるのも最近では増えてきています。でも一方向からしか観覧することができない動画だけでは物足りません。ユーザーによりリアルにコンテンツを伝えるには『VR(バーチャルリアリティ)』を活用していくのが面白いのではないかと思います。

より手軽に VR を体験したり提供することができるのが、以前にもお伝えしたことがあるYouTubeの『360度動画』です。『GOOGLE CARDBOARD(グーグル・カードボード)』を使用すれば、超簡単にスマホで VR を体験することが可能です。

YouTube だけでなく、Google Play からも VR が体験できるアプリがたくさんリリースされています。1,000円程度で購入できる『GOOGLE CARDBOARD』があれば、ゲームも映画も360度見渡せる今までとは全然違った世界を楽しむことができます。

『360度動画』は自分でも作れる!

一度『360度動画』を体験してもらえれば「すごい!」「面白い!」と感じて頂けると思います。さて、このような動画を楽しむだけでなく自分自身でも提供することはできるのでしょうか?

実は意外に安価で簡単に『360度動画』を作成して提供することが可能です。例えば『RICOH THETA 360°』や『KODAK PIXPRO SP360』というカメラを使えば、簡単に360度の動画撮影をすることが可能です。

RICOH 360°カメラ RICOH THETA SC
撮影した360°画像は、スマートフォンに転送して楽しめるほか、市販のVRビューアーを利用して、手軽にVR体験が可能です。

詳細は GOOGLE CARDBOARD のページをご覧ください。

例えば商品レビューをする際も文章や写真だけでなく、商品を使っている様子を360度動画で撮影したものを観覧すれば、よりリアルに分かりやすく商品の良さを伝えることができるのではないかと思います。

まだまだ360度動画を使ってアピールしているところは少ないので、いま始めれば注目を集めやすいのではないでしょうか!

Webだけでなくアプリも!

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コンテンツはWebだけでなくアプリからも提供していくのが良いのではないかと強く感じました。WebにはWebの良さがありますが、やはりアプリにはWebにはない良さがあるのも事実。Webサイトでは実現しにくいことでもアプリでは実現可能であったり、Webサイトではリーチ出来ないユーザーを取り込むことも可能です。

ただし、単純にWebサイトを単純にアプリに変換しただけのものでは意味がありません。アプリだからこそ可能な機能を取り入れたものでなければ、アプリにする意味もメリットもないわけです。この点は以前に取材した、なぞなぞサイトからアプリ化した児島さんのお話で出てきた内容と同じではないかと思います。

スマホだけでない

アプリと言っても、それはスマホアプリだけではありません。例えば Apple Watch‎ や Android Wear などのウェラブルガジェットで機能するアプリに手を出すのも面白いと思いました。腕時計型の端末だけではありません。メガネであれ車であれ、今までインターネットとは繋がらなかったモノが繋がるようになり、さらに機能的で便利なモノになるでしょう。いわゆる IOT(モノのインターネット)です!

もし様々なモノに Android OS が使われるようになれば、そのモノで機能するアプリも必要になってきます。ユーザーに価値を与えることができるアプリを作成・提供できるようになれば、ビジネスの幅もかなり拡がるのではないでしょうか。

重要なのはユーザー

「どのようなコンテンツを作り、それを提供するのか」を考えた時、やはり大切なことはユーザーにとって有益で価値あるものを提供していくことです。

御存知の通り Google は様々なサービスを提供し、また常に新しいサービスを創造しています。それら多くのサービスの根本にある考え方が「ユーザーを大切にする」ということだと、今回のTCサミットで強く感じました。

ここで言う「ユーザー」は、直接サービスを利用している人だけではありません。例えば Google AdSense というサービスであれば、広告をサイトに掲載するユーザーだけでなく、広告を出稿している広告主、広告が掲載されたサイトを利用する人にとっても価値があるように考えられています。

特定のユーザーだけに焦点を当ててコンテンツを提供しても、それを長く継続していくことは難しいのだと思います。コンテンツに関わるすべてのユーザーにとって価値が提供され、さらに特定のユーザーだけが得をしたり損をしないようバランスを取ることが大切です。

少し堅い話になってしまいましたが、要は自分の目先の利益を追いかけたサービスやコンテンツは長続きしないということです。自分の利益だけでなく、様々なユーザーにとって価値あるコンテンツを提供できているかを常に考え・実行する必要があるのではないでしょうか。