【新常識】視聴者維持率と再生回数を伸ばすために必須なこと

「視聴者維持率が悪く、動画が伸び悩む」 それ、サムネイルが最重要だと思っているのが原因です。 実はもっと別のことにも注目すれば、視聴者維持率も再生回数も増えます。
※動画でもこのページ内容をご覧になれます。
「サムネが一番大事だって色んな人が言っているじゃん」って思いますよね。確かにサムネイルは動画を視聴してもらうために重要な要素の一つです。でも、サムネイルだけで動画を視聴するとは限りません。 もっと大切にすべきことがあります。 なんだと思いますか?
「タイトルでしょ?」という声が聞こえてきそうですね。でも今回はタイトルの話ではないんです。 もちろん、タイトルも重要ですし、サムネイルもセットで考えるべきですが、そこにもう一つ、今回どうしてもお伝えしたい重要な要素があります。
実は、今の YouTube で再生回数に影響するのは、サムネイルの出来栄えだけではありません。 むしろ、サムネイルにこだわりすぎることで、逆に視聴回数を減らす可能性すらあります。
目次
サムネイルと冒頭の「ズレ」が致命傷になる理由
その理由は、サムネイルと動画冒頭の「ズレ」です。どういうことかご説明いたします。
特に最近の YouTube では、サムネイルが「静止画」として目に留まる時間が圧倒的に減っています。これは、 YouTube のホーム画面で動画が勝手に流れ始める「オートプレイ(自動再生)」が主流になったからです。
スマホであれば画面内にサムネイルが表示され、スクロールをしないと 1 ・ 2 秒で動画が再生され始めます。パソコンでもサムネイルの上にマウスを持っていけば再生され、テレビでも同様で、視聴者が自動再生を無効にしていなければ再生されます。

今の視聴者は、スクロールしながら自動再生される映像も含めて、直感的に「見る・見ない」を判断します。 ここで重要になるのが、サムネイルで認識した内容や期待と、冒頭の映像に「ズレ」がないかということです。
ここで一つ、例を出しましょう。
小さな子供が YouTube を見ているシーンを想像してください。もしサムネイルに「ライオン」の写真が載っていたら、子供はライオンの映像が流れることを期待します。 しかし、動画が始まってすぐにライオンが画面に映らなかったらどうなるでしょうか?「これ違う!」と言って、すぐに嫌がって別の動画を探し始めます。

これ、私の 2 歳の息子の例です。「もう少し待ってればライオン出てくるから」と言っても、「違う」と言って嫌がります。大人なら我慢できると思うかもしれませんが、直感的に、もしくは感情的に「これは違う」と判断して別の動画を探し始めます。
よく「動画冒頭は重要」と言われますよね。オートプレイされてもされなくても冒頭は重要ですが、これは「早く本題に入りましょう」とか「無駄なイントロ映像はカットしましょう」という話をお伝えしたいのではありません。
視聴者がサムネイルを見た瞬間に抱いた期待やイメージを、動画の冒頭で絶対に崩さない。サムネイルからの流れに一切のズレがないように設計することが重要です。ズレが大きいと視聴者維持率がグンッと減ってしまい、逆にズレがなければ維持率の低下を防ぐことができます。
例えば、ゲーム実況で「最強の隠しボスを倒した」というサムネイルにしたのなら、冒頭 1 秒目にはそのボスと対峙している緊迫したシーンや、今から戦いが始まる場面を見せるべきです。
また、料理動画で「 5 分で作れる絶品カレー」というサムネイルなら、冒頭でまず完成した最高に美味しそうなカレーのアップを映し、視聴者の「作りたい!」という熱量を維持させるのが良いかもしれませんね。

無音でも伝わるように!
特に、オートプレイは無音で始まることが多いため、視覚的なイメージがサムネイルと一致していなければなりません。「1ヶ月で 10 kg 痩せる方法」というサムネイルを見てクリックしたのに、冒頭 5 秒間、関係ない景色や投稿者のアップだけが映っていたら、視聴者は「期待外れだ」と感じてすぐに離脱してしまいます。
逆に、ここで流すべきなのは、 10 kg 痩せた劇的なビフォーアフターの比較画像や、 10 kg を示す体重計の数値、あるいはその動画で紹介する最も効果的なトレーニングのワンシーンです。これらを無音の状態で見せるだけで、視聴者は「あ、この動画は本物だ」と直感し、視聴を続けてくれます。
この 5 秒間の「期待値のズレ」が、あなたの動画が伸び悩んでいる最大の原因です。
企画はサムネイルから逆算して作る
期待値のズレを感じさせないことが重要だからこそ、大切なのは企画をサムネイルから逆算して作ることです。多くのクリエイターは、動画を撮り終わった後に「さて、どんなサムネにしようかな」と考えます。
ですが、トップクリエイターの考え方は真逆です。まず「最高にクリックしたくなるサムネイルとタイトル」を決め、その瞬間に「冒頭 5 秒で、音なしでも伝わるどんな映像を見せるか」までセットで設計します。
サムネイルで「この動画を見ればこれが手に入る」という期待をさせたのなら、動画の冒頭 5 秒でその期待を満たす映像を、視覚的に見せなければなりません。
視聴維持率を最大化する 4 ステップ
では、具体的にどのような冒頭を作ればよいのか。 4 つのポイントをご紹介します。
期待させること
その動画で何を伝えるのか、サムネイルとタイトルで視聴者にどんな期待をさせるのかを明確にします。 例えば、「1年で100万円貯める方法」という動画なら、「貯金の具体的な手順」が期待させることです。
もし冒頭で「最近買った高い時計の紹介」を始めたら、視聴者は「貯金の話じゃないの?」と困惑します。まず「この動画を見れば、あなたの口座に 100 万円残る仕組みが分かる」とはっきり分かるようにすることが大切です。
最初の 5 秒で期待を満たす(無音対策)
サムネイルに映っている「物」や「人」を、冒頭 5 秒以内に画面に出してください。 キャンプ動画で「最高の焚き火」をサムネイルにしたなら、冒頭 1 秒目から勢いよく燃える炎の映像を流します。
ガジェットレビューなら、その製品を映します。オートプレイで音が聞こえなくても、視覚的なインパクトだけで「この動画はサムネイル通りの内容だ」と視聴者に確信させるのが重要です。
好奇心ギャップ(キュリオシティ・ギャップ)を作る
「結末はわかったけれど、なぜそうなったのかプロセスが気になる」という状態を作ります。
「 10 kg 痩せました」と結果を先に見せた直後に、「でも、普通の食事制限では絶対に無理でした。」といった一言を添えます。
あるいは、実験動画なら、成功した瞬間のスロー映像を 1 秒だけ流して「どうやってこれを実現したと思いますか?」と問いかけます。脳が「答えを知りたい!」とムズムズするような仕掛けを冒頭に仕込みましょう。
独自の価値を提示する
数ある同じテーマの動画の中で、なぜ「あなたの動画」を今すぐ見る必要があるのかの理由を提示します。
- 実績・専門性
「 10 年間この業界でプロとして働いています」という権威性を示します。冒頭に自己紹介する必要はなく、テロップや画像で短く入れるだけで良い。 - 圧倒的な努力を見せる
「市販の洗剤 50 種類を自腹で買ってすべて比較しました」のように、他の人が真似するのに躊躇するような努力を見せます。 - 証拠・根拠
「実際にこの方法で 100 万円稼いだ証拠の画面を見せます」のように証拠や根拠となるものを見せます。
これらを冒頭でチラ見せすることで、視聴者は「この人の言うことなら信じられるかも」と判断し、動画に深く入り込んでくれます。
今回の重要ポイント
サムネイルは依然として重要ですが、サムネイルが最重要だと考え、サムネイルだけを作り込むのはやめましょう。サムネイルはあくまで「入り口」に過ぎません。サムネイルで膨らませた期待を、動画の冒頭ですぐに満たさない構成は、視聴者の信頼を一瞬で失ってしまいます。
企画を立てる時は、まずサムネイルから考えましょう。そして、冒頭 5 秒で視聴者の期待を裏切らない設計を徹底してください。
もし、自分の動画の冒頭がズレていないか不安な方は、一度自分の動画をミュートで再生してみてください。 音なしでも「あ、この動画は〇〇について話してるんだな」と内容の魅力が伝われば、合格です。


