YouTubeで勝つ戦略はコレ!Googleサミット参加で確信した今後のチャンネル運営

YouTubeで勝つ戦略はコレ!Googleサミット参加で確信した今後のチャンネル運営
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2026年10月01日 in YouTube
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2026年9月16日から Google で行われたプロダクトエキスパートサミットに招待され参加してきました。そこでは Google に認められた様々なプロダクトのエキスパートが集まり、今後の Google がどうなるかなどのセッションを受けたり、社員やエキスパートの方々と情報交換などを行ってきました。

秘密保持の関係で具体的なセッション内容をそのままお伝えすることはできませんが、今後 YouTube でどのようなチャンネルが求められるか、大切なことは何か、などを皆さんにご紹介したいと思います。

また、皆様のおかげで、サミットでは「クリエイターアワード」という賞を受賞することができました。本当に、いつもご覧いただきありがとうございます。
クリエイターアワード受賞

韓国のクリエイターにもインタビューを行いました。動画でご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

今後の YouTube で求められる「深いファン作り」と双方向の交流

YouTube が今後どのようなチャンネルを求めているのか、サミットを通じて強く感じたことがあります。それは、チャンネルが単に情報発信をする、一方的に視聴者にコンテンツを届けるだけの存在ではなく、視聴者と双方向に交流を行ったり、より深いファンを作ることが求められているということです。

これは私自身、過去にも何度もお伝えしているので「またか」と思われるかもしれませんが、その重要性がますます増してきました。最近は AI で本当に簡単に動画作成ができますし、動画編集に関しても AI に丸投げしてきれいな動画を完成させることができるようになってきています。

そんな時代だからこそ、より人間性を感じられるような内容や、視聴者とコミュニケーションを取り、そのチャンネルならではのコミュニティを作っていくことが大切です。

YouTube が注力するライブ配信機能とジュエルの導入

視聴者と交流する手段の一つとしてライブ配信があります。最近 YouTube はライブ配信機能にかなり力を入れています。

例えば、今までスーパーチャットやスーパーサンクスがメインであった投げ銭機能ですが、新たに「ジュエル」を送信することでライブ配信そのものを盛り上げ、さらにクリエイターには収益が入る仕組みが導入されています。

さらに今後、ライブ配信中のクリエイター同士をマッチングさせる機能が導入されたり、ライブの自動吹き替え機能のテスト運用も開始される予定です。今後も新しい機能が次々と登場すると考えられます。

ライブ配信が苦手でもできる交流方法

そうは言っても「話すのが苦手だし、ライブ配信はあまりしたくないな」と感じている方も多いと思います。実際、私自身もそうですし、ライブ配信は視聴者と自分が自由に使える時間がマッチしないと盛り上がりに欠けてしまいます。

確かにライブ配信は有効な手段ですが、それはあくまで交流の一つの形に過ぎず、必ずしもライブ配信をしなければならないわけではありません。

一番手軽なのは、コメント欄でのやり取りや、コミュニティ投稿を活用したコミュニケーションです。また、YouTube の中だけで完結させる必要もありません。例えばゲーム実況をしている方であれば、オンライン上でファンと一緒にゲームをプレイする場を設けてみるのも良い方法です。

少人数オフ会の効果

もう一つの方法として、オフ会を開いてみるのもおすすめです。オフ会はライブ配信よりもハードルが高いと思われるかもしれませんが、画面越しに一方的に話すよりも、実際に視聴者の方とお会いしてお話しした方が深い交流ができますし、何より楽しいです。

私も今年、東京で2回オフ会を開催させてもらいましたが、実際にお会いしてお話しすることは私自身にとっても大変勉強になり、有意義な時間になりました。

AI 時代だからこそ求められる信頼関係と「生の声」

情報そのものが手軽に手に入る時代になったからこそ、視聴者が最終的に「誰の動画を見たいか」「誰を応援したいか」を決める決め手になるのは、発信者と視聴者との間にある信頼関係や人としての繋がりです。

双方向のコミュニケーションを取ることで、画面の向こうのよく知らない配信者から、「いつもコメントを返してくれる身近な人」「自分の悩みをわかってくれる人」へと存在が変わっていきます。この関係性だけは、どれだけ AI が進化しても絶対に代替できません。

さらに、視聴者の方と交流することは、クリエイター自身にとっても非常に大きなプラスになります。言葉を交わすことで、自分の動画を見てくれている人が今どんなことに困っているのか、どんな言葉が心に刺さるのかという、数字やアナリティクスだけでは見えてこない、一番貴重な「生の声」が手に入ります。これが次の動画作りの一番のヒントになります。

最初からたくさんの人と深く交流しようと気負う必要はありません。まずは届いたコメントに一つひとつ丁寧に返信してみたり、コミュニティ投稿でアンケートを取ってみるだけでも十分です。目の前の一人と向き合っていく積み重ねが、これからの YouTube で長く支持され続ける最も確実な道です。

【インタビュー】韓国クリエイターに聞くチャンネル運営

韓国クリエイターに聞くチャンネル運営

今回のサミットでは、韓国のエキスパートとして参加されていたお二人のトップクリエイターにお話を伺うことができました。チャンネル登録者300万人を超える「アビさん」と、YouTube 解説系チャンネルを運営する「パク・サンミンさん」のインタビューをご紹介します。

アビさん(UhBee World / 登録者300万人超)

韓国で登録者300万人を超えるチャンネル「UhBee World(アビワールド)」を運営し、IT や AI 情報を発信しているアビさんへのインタビューです。

Q. チャンネルのテーマやジャンルについて教えてください

私は複数の YouTube チャンネルを運営していますが、代表的なのが「Abhi World(アビワールド)」です。このチャンネルでは、IT や AI について人々にわかりやすく解説しています。

Q. なぜこのチャンネルを始められたのですか?

私は20年以上 IT 企業に勤めており、そこで培った多くのノウハウがありました。そのノウハウをたくさんの人たちに共有したいと思ったのがきっかけです。

Q. チャンネル運営は順調でしたか?アップダウンはありましたか?

もちろん、アップダウンはありました。最初は「自分がやりたいこと」ばかりをやっていたため、全くうまくいきませんでした。しかし、「人々が求めているもの」を探すようになり、そこで見つけたのが AI でした。私は AI の専門家として、イラストや画像、動画などで AI を活用する方法を発信し始めたことで、チャンネルが大きく伸びるようになりました。

Q. チャンネルが大きく成長したきっかけは何ですか?

現在のトレンドを捉えることが非常に重要でした。世の中で注目されているトレンドと、自分が得意としている領域がちょうど重なっていたのです。自分がやりたいことではなく、世の中が求めているトレンドをしっかり選ぶことを意識してコンテンツを作ったことが、成長の大きなきっかけになりました。

Q. 今後の YouTube でチャンネルを成長させるために最も重要なことは何ですか?

自分が好きなものを選んだ上で、その中から「人々が好きなテーマ(求めているテーマ)」がどれなのかを見極めて選ぶことが最も重要です。自分一人よがりになるのではなく、みんなの心やニーズをしっかりと理解することが大切です。

パク・サンミンさん(YouTube訓練所)

韓国で「YouTube訓練所」というチャンネルを運営し、初心者向けに YouTube のノウハウを発信しているパク・サンミンさんへのインタビューです。

Q. チャンネルのテーマやジャンルについて教えてください

私は「YouTube訓練所」という YouTube 教育チャンネルを運営しています。主に初心者の方や、これから YouTube を始める方に向けて、動画の作り方や企画の方法、チャンネル運営の全般的な戦略をお伝えしています。

Q. なぜこのチャンネルを始めようと思ったのですか?

私は長年、映画やミュージックビデオなどの映像制作の仕事に携わってきました。その経験を活かして、映像制作が得意でない方や、当初は弁護士などの専門職の方に向けた YouTube 教育チャンネルを作ろうと考えて始めたのがきっかけです。

Q. チャンネルの運営は順調でしたか?どのような変化がありましたか?

最初は思ったようにうまくいきませんでした。当初ターゲットに想定していた専門職向けの内容はあまり伸びなかったのです。しかし、完全な初心者や一般の方に向けた「動画の作り方」や「始め方」を発信してみたところ、視聴者から大きな反響をいただきました。そこから初心者向けの教育チャンネルへと舵を切ることになりました。

Q. チャンネルが成長したきっかけや転換点は何ですか?

初心者のためのコンテンツ、特に「どうすれば登録者を増やせるのか」「どうすれば再生回数を伸ばせるのか」といった、視聴者が本当に求めている悩みに合わせた動画を作ったことです。そうした動画が多くの方に見られるようになり、私を見つけてくれる視聴者が増えたことで、チャンネルを成長させることができました。

Q. YouTube で成功するために最も大切なメッセージをお願いします

私が最初に想定していたターゲットは専門職や映像のプロでしたが、実際に視聴者に愛されたのは初心者向けの成長ノウハウでした。結局のところ、自分が作りたいコンテンツではなく、視聴者が好きなコンテンツを作らなければなりません。視聴者が YouTube を通じて自分を発見してくれるような工夫をすることが大切です。一言で言えば、自分のための動画ではなく、視聴者のための動画を作ること。これこそが YouTube で成果を出すための本質です。

韓国トップクリエイターに共通する成功の秘訣

お二人のお話を聞いていて、共通しているポイントがありました。専門知識や高い技術を持っているお二人ですら、最初は「自分が発信したいこと」ばかりをやっていた時期があり、その頃は全く伸びなかったということです。

お二人が成功した共通の要因を整理すると、以下の3点に集約されます。

  1. 自分の得意なことの中から、いま世の中が求めているトレンドをしっかり選ぶこと(アビさん)
  2. 自分が想定していたターゲットにこだわらず、初心者が本当に困っている悩みに合わせること(パク・サンミンさん)
  3. 自分のための動画ではなく、視聴者のための動画を作ること(お二人の共通点)

お二人が口を揃えておっしゃっていたのは、「自分のための動画ではなく、視聴者のための動画を作ること」でした。

YouTube を続けていると、ついつい「自分が伝えたいこと」や「作りたいもの」が先行してしまいがちですが、「画面の向こうにいる視聴者はいま何に困っていて、何を求めているのか?」という視聴者目線を徹底することが、チャンネルを成長させる一番の近道だと改めて実感しました。これは日本だけでなく、世界共通の重要なポイントです。

執筆者情報
2004年から当サイト「iscle」を始めた管理者。Google 公認のプロダクトエキスパートとして、YouTube、Google AdSense、Play の公式コミュニティで活動中。スマホアプリ、Web ツールの使い方や最新情報を中心に発信しています。