「YouTube広告収益の基本」動画集客チャンネル さかいさんとコラボ!

[動画集客チャンネル] さかいさんとコラボ!「YouTube広告収益の基本」 収益化で絶対にやってはダメなことって?
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2019年12月25日 in YouTube
記事内にPR・広告が含まれる場合があります

「動画集客チャンネル」の さかいよしただ さんとコラボ動画を撮影させていただきました。さかいさんは企業向けに動画集客のためのコンサルティングを行われたり、YouTube で動画作成のノウハウや YouTube に関する最新情報等を公開されています。

また YouTube 公式の動画コントリビューターとしてご活躍されており、ロンドンで開催された「YouTube Contributors Summit 2019」にも参加されております。

今回のコラボ動画では、YouTube での広告収益やポリシーなどに関してお話しております。やってしまっている方が多いけど、絶対にやってはダメなことなどもご紹介していますので是非ご覧ください。

広 告

下記は動画でお伝えしていることをテキストでまとめたものです。

YouTube や AdSense のエキスパートとは?

今回 YouTube コミュニティと AdSense コミュニティのプロダクトエキスパートとしてお話させていただきましたが、そもそもエキスパートって何かお分かりにならない方も多いと思います。

Google が公式で公開しているコミュニティ(フォーラム)があるのをご存知でしょうか?ここでは主にユーザーが抱えているトラブルや疑問を解決できるように日々サポートをしています。 YouTube であれば「YouTube ヘルプ コミュニティ」があり、アドセンスであれば「AdSense ヘルプ コミュニティ」があります。
 YouTube ヘルプコミュニティ

日々サポートをする中で実績が認められると、Google からプロダクトエキスパートとして認定され、より複雑な問題や多くの問題解決のために社員の方とコミュニケーションが取れるようになったりします。ちなみに全てボランティアであって、お金をもらって行う仕事ではありません。

YPP とアドセンス。それぞれの違いは?

詳細はヘルプページをご確認いただきたいのですが、YPP は主に YouTube で収益化を行うために参加するプログラムです。

一方アドセンスは主に Web サイトで収益化を行うために参加するプログラムです。アドセンスアカウントは YouTube で得られた収益を支払ってもらうために利用されているものなので役割は異なりますが、YouTube で収益化を行うにはアドセンスのポリシーも守らなければならないという内容も含んでいます。

YouTube で収益化するのに守るべきポリシーやルール

YouTube で収益化するのに守らなければならない利用規約(ポリシー)やルール・ガイドラインはいくつもあり、例えば

などがあります。

「YouTube コミュニティガイドライン」「広告掲載に適したコンテンツのガイドライン」で注意すべき項目は?

これらの項目はどれも最低限守らなければならないルールだと思います。視聴者が不快に感じるコンテンツであったり権利を侵害したコンテンツをアップしないのは当然のことですよね。

あえて一つ注意すべき項目を挙げるなら「広告掲載に適したコンテンツのガイドライン」です。このガイドラインは「視聴者を不快にするようなコンテンツでは収益化できませんよ」と言っているだけでなく、広告主を守るためのガイドラインでもあります。

YouTube に動画をアップして収益が得られるのは広告主がいるからこそ可能になっているわけです。視聴者が求めているコンテンツであったとしても、「広告主のイメージを損なうようなものでないか?自分だったらこの動画に広告を掲載したいと思うか?」という視点でも自分の動画をチェックしてみてください。

「YouTube の収益化ポリシー」「ウェブマスター向けの品質に関するガイドライン」で注意すべき項目は?

YouTube の収益化ポリシーの中には、再利用されたコンテンツや視聴回数を増やすことだけが目的の大量生産されているコンテンツがダメだと記載されています。またウェブマスター向けの品質に関するガイドラインを守ることも含めています。

これらのポリシーやガイドラインが求めていることは「独自性の高い価値ある動画、オリジナルの動画を作りましょう」ということです。

「オリジナルの動画」と言うと「自分で動画作ってるよ」とおっしゃる方も多いですが、自分で作っていても他の方の動画と酷似しているところばかりであれば「オリジナルで独自性が高い」とは言えません。

独自性を高める方法としては一次情報を提供することがお勧めです。一次情報というのはあなたが実際に体験した内容や、あなたにしか伝えることができない内容です。他人が既に伝えている情報を元に作成した動画、二次情報というのは、一次情報よりも圧倒的に独自性や価値が下がります。また顔出しをするだけでも他の人と差別化ができる手段の一つだと思います。

YouTube 利用規約・子供向け動画に関しての変更について

まず今回の規約変更であれば「子供向けはもう終わりだ」とか「収益が少ないチャンネルは削除される」といった一部の煽った情報や憶測が流れましたが、デマや憶測に踊らされないようにしてほしいと感じまいした。

また子供向けに限らず YouTube の規約変更や特定のジャンルに対して制限がかかることは今後もあることだと思います。もし自分のチャンネルのジャンルに制限がかかることになったとしても、ファンをがっかりさせるような対応はするべきでないと思います。例えば今まで子供向けの動画を公開していたのに、急に大人向けにするとか、新しい動画を公開しなくなるとか・・・。

一部の情報だけで判断してしまったりしないで公式の情報をしっかり確認したり、追加情報を待つなど焦らず様子を見ることも必要ではないでしょうか。

AdSense プログラム ポリシーと YouTube

アドセンスのポリシーはたくさんあるので、今回特にお伝えしたかったことが無効なクリックや無効なインプレッションについてです。特に収益化ができるようになったばかりの人が「自分の動画の広告を1回くらい広告をクリックしても大丈夫だろう」とか「広告が機能しているか確かめたい」と思ってクリックしてしまうことがあります。

誤って1回クリックしたからと言って即アカウント停止になることはないと思いますが、1回のクリックであってもポリシー違反に該当する行為なので気軽に考えないようにしてください。例えば満喫や家電量販店のパソコンでクリックするとか、友人や家族にクリックしてもらうとか、このような不自然なクリックはバレます。

あと広告をクリックしなくても、何度も自分で広告を表示させてしまうのも良くありません。これは広告主はクリックに対して広告費用を支払っているだけでなく、広告の表示(インプレッション)に対して支払っていることもあるためです。

例えばコメントに返答をする時に動画のページにアクセスして動画が再生され、広告が表示されることってありますよね。これが無効なインプレッションとなってしまう可能性があります。

過去に AdSense コミュニティで、無効なインプレッションを多く発生させてしまったことによってアドセンスアカウントが停止したという方の投稿もありました。あくまで数多くの無効なインプレッションを発生させていたような例なのであまり不安になる必要はありませんが、可能ならコメントに返答するときは YouTube Studio から行うようにすることをお勧めします。
コメントに返答するときは YouTube Studio から

ペナルティ

上記でお話したように守るべきルールがありますが、もしこれらが守れなかった場合は下記のようなペナルティが課せられる可能性があります。

  • 動画への広告非表示
  • その動画の削除
  • YPPへの参加停止(チャンネルの収益化停止)
  • YouTube チャンネルの停止
  • YouTube アカウント停止
  • AdSense アカウント停止

収益化されている方で最も厳しいのがアドセンスアカウントが停止することではないでしょうか。アドセンスアカウントは一度でも停止(無効)になると、その人は一生アドセンスアカウント再度作成することができなくなってしまいます。

ちなみに YouTube で収益化ができなくなった場合でもアドセンスアカウントが残っていれば Web サイトでの収益化は可能です。

広告審査が通るチャンネル、動画の条件とは?

当然のことですが、まずはポリシーやガイドラインに違反していないことです。よく「このコンテンツはセーフでしょうか?アウトでしょうか?」と質問されることがあるのですが、自分で完全にセーフだと思えないものは投稿すべきではないと思います。今はギリギリセーフでも将来いつアウトになるか分からないようなものは不安材料でしかありません。

一つの判断材料に「ファミリーセーフ」があります。そのコンテンツを家族や子供、職場の同僚と一緒に見ても大丈夫か、恥ずかしいものでないかというものです。大丈夫か迷った時にファミリーセーフであるかという点でも検討してみてください。

そして先程もお話したように独自性の高い価値ある動画を公開することです。またチャンネルの審査はチャンネル全体が対象になるので動画だけでないことに注意してください。そして公開している動画だけでなく限定公開や非公開にしている動画の内容も審査される可能性があるため、それらにも問題がないようにしてください。

収益化している人、目指す人へのメッセージ

動画であれ Web サイトであれ今後収益化していく上で重要なことは、自分のファンをたくさんつくり大切にしていくことだと思います。ファンができれば、もし YouTube で収益化ができなくなったり、万が一 YouTube がなくなったとしても別の収益化手段を考えればよいだけです。

ぜひたくさんのファンが付くような魅力的で自分にしか提供できない動画を作っていきましょう!