アドセンスの登録住所を変更/国の変更をする手順と注意点

アドセンスの登録住所を変更/国の変更をする手順と注意点
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2021年03月22日 in アドセンス
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こんにちは、Google AdSense 公式ヘルプコミュニティ エキスパートの竹中です。

引っ越しを行った場合など、住所が変わったら Google アドセンスに登録してある住所も修正する必要があります。(アドセンス側から登録してある住所に何か物が届くということは通常無いですが、お金が関わる Google との契約ですので、住所が変わったら速やかに修正・変更を行いましょう。)

住所の変更を行う方法はとても簡単なのですが、国の変更を伴う住所変更は注意点などがあります。このページではアドセンスでの住所変更についての方法や注意点などをご紹介いたします。

国の変更を伴わない住所変更

日本の住所でアドセンスに登録していた方が、日本の別の場所に住所変更を行う方法は非常に簡単です。アドセンス管理画面にログインをしたら[お支払い]>[設定を管理する]にアクセスをしてください。

「お支払いプロファイル」の中に[名前と住所]もしくは[会社名と住所]がありますので、その鉛筆アイコンをクリックします。
お支払いプロファイルの編集

郵便番号や住所などが変更できるようになりますので、正しい住所に変更をしてください。住所や名前は英語で表記する必要はなく、日本語で大丈夫です。

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国の変更を伴う住所変更

日本の住所で登録していたものを、海外に引っ越して海外の住所に変更したいというケース。もしくは海外の住所で登録していたものを日本の住所に変更したいというケース。また、例えばアメリカからシンガポールに引っ越すなど海外から海外への住所変更をしたいという場合は、単純に「お支払いプロファイル」から変更すれば良いというわけではありません。

アドセンスは国ごとに契約する事業体が異なります。例えば日本でアドセンスに登録した場合の契約先はシンガポールにある「Google Asia Pacific Pte. Ltd.」で、アメリカで登録した場合は「Google Inc.」です。そのため国の変更を伴う住所を変更する場合には、変更先の事業体と契約をし直すことになります。

国の変更方法

以前までは国の変更を伴う住所変更は、一旦アドセンスアカウントをキャンセルして新しい国で申請し直す必要がありました。ですから非常に面倒だったわけですが、今は国の変更をリクエストするフォームが用意されています。

※フォームが表示されるのは一定以上収益を上げているアカウントだけの可能性が高いです。フォームが表示されない場合はアカウントをキャンセルして申請し直す必要があります。

※ YouTube のみで収益を上げている方はフォームが表示されない可能性があります。YouTube で収益化を行っており国の変更が必要な場合は YouTube クリエイターサポートへお問い合わせください。

下記「国変更のリクエスト」のページへアクセスをしてください。
https://support.google.com/adsense/contact/change_country_new2

新しい住所など必要事項を記入して送信をします。
国変更のリクエスト

収益は引き継げない可能性

住所変更後の事業体が同じ場合以外は収益を引き継ぐことができません。変更前のお支払い履歴も全て消去されてしまいます。

変更前の収益が残っている場合は、変更前の銀行口座へ支払いが行われます(※日本であれば 1,000 円未満は支払われません)。よくあるのが、変更前の国での銀行口座を閉鎖してしまい収益を受け取ることができないことです。収益を受け取ることができないと新しい住所へ変更の手続きがうまくできないことがあります。

国の変更を行う際、最後の収益受け取りが完了するまでは以前の銀行口座を閉鎖してしまわないようにご注意ください。