身に覚えがない「不正な操作」によるAdSenseアカウント停止の対処法

身に覚えがない「不正な操作」によるAdSenseアカウント停止の対処法
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2021年03月19日 in アドセンス
記事内にPR・広告が含まれる場合があります

こんにちは、Google AdSense 公式ヘルプコミュニティ エキスパートの竹中です。

突然 Google AdSense から下記のような「不正な操作」に関するメールが届き、アカウントが停止されてしまうという方の相談はフォーラムでもよく来ます。

このたび、お客様の AdSense アカウントにおいて不正な操作が検出されました。そのため、お客様の AdSense アカウントを 30 日間一時的に停止いたします。アカウント停止期間中は、お客様のサイトに広告は掲載されません。AdSense 広告を繰り返しクリックしているユーザーの存在が確認されました。そのような行為は AdSense プログラム ポリシーにより禁止されております。~~以下省略

上記の文章内にも記載されていますが、「不正な操作」は簡単に言うと「自分で貼り付けた広告をクリックする」「他のユーザーに広告をクリックするように依頼する」ようなことが含まれています。

自分で広告をクリックしたり依頼したという方は停止になっても仕方がないと思いますが、「自分でクリックなんてしていないし、誰かに依頼したことも絶対にない!」と身に覚えがないにも関わらず停止されたという方も少なくありません。

アドセンス狩りなの?

「身に覚えがないんだから誰かがたくさんクリックしたに違いない」と思われるかもしれませんね。いわゆるアドセンス狩りなどと呼ばれています。しかし第三者が何度もクリックするような、おかしいクリックは自動で弾くようになっています。何年も前ですら「アドセンス狩りというものはない」と社員から聞いたことがありますし、精度は今の方が高くなっているでしょう。

いわゆるアドセンス狩りが全く起こらないかは分かりませんが、ユーザー側に何の落ち度もなくアカウント停止になってしまうことは少ないかと思います。

ではなぜ身に覚えがないのに「不正な操作」になってしまうのでしょうか。よくあるのが全くの第三者でないご家族や友人・知人など自分の親しい人などがクリックしてしまうケースです。意図的にクリックする場合でなくても、頻繁にクリックしている場合は不正と判断されてしまう可能性があります。これは YouTube でも同じです。

そのため家族や友人・知人などには広告をクリックしないように周知しておく必要があります。

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クリックだけじゃない!観覧も

おそらく多くの方は自分でクリックなんてされたことがないのだと思います。家族や友人などの身内に教えていないサイトであれば、身内にクリックされる可能性は低いでしょう。しかし「不正な操作」には AdSense 広告を自己クリックするのはもちろんのこと、広告が掲載されたページをご自身で何度も表示させる(過度にインプレッションを発生させる)ことも含まれています。

自分のサイトがどのように見えるのか、ちゃんと広告は表示されているかなど気になるものですよね。ついつい自分で何度も自分のサイトを見たくなってしまうのですが、AdSense 広告を貼っているのであれば気をつけなければなりません。

「じゃあ自分でサイトを確認することはできないの?」と思われるかもしれませんが、過度なインプレッションを発生させることを防ぐためにご自身でサイトを確認する場合は次のような手段を取ることがお勧めです。

  • 自分の IP で閲覧する際に広告コードが読み込まれないように条件分岐する。(固定 IP にされていない場合は変わります。)
  • WordPress などにログイン状態の時に広告コードが読み込まれないように条件分岐する。
  • アドブロックを入れたブラウザで閲覧する。(広告を非表示にするだけでなく、コードを読み込まないものである必要があります。)

ご自身でインプレッションを過度に発生させないように、特にサイトの PV が少ない場合は対策をしましょう。