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起業に会計・簿記の知識は必要か?

竹中文人
執筆者:
[最終更新日]2014/02/09
[カテゴリ]ビジネス

起業しようとする際、または起業してから「これってどうすればいいの?」と悩ませるのが日々の取引の記帳(記録)や決算・確定申告などの会計処理です。起業する際は、どのようなビジネスモデルにするかということに気を取られるので、いざビジネスをスタートさせて確定申告や税金の話が出ると焦ってしまうのです。

「税理士や会計士に任せればいいのでは?」と思われるかもしれませんが、自分のビジネス・お金に関わることを丸投げしてしまって良いのでしょうか?例え日々の会計処理を任せたとしても全く帳簿が見れないより帳簿の意味がわかり、お金の流れが読み取れればビジネスに活かすこともできます。

また余程複雑な取引がなければ、日々の取引を帳簿に記帳していくことは難しくありません。例えば商品を仕入れて販売するようなビジネス、ネットで広告収入を得る場合などであれば『やよい会計』のようなソフトを使えば問題なく決算・確定申告まで行うことができます。

特に個人事業主として活動される場合は会社よりも遥かに会計処理が簡単です。私自身も今までずっと自分で全てを行っていますが問題となったことはありません。もし全て自分で行うことができれば税理士への顧問料等も削減することができます。顧問料って月に数万円、決算料は十数万円以上はかかりますからね。

会計の知識

電卓

「会計」と聞くと難しそうに感じますが、日々の取引を記帳するには「簿記」の知識があれば大丈夫です。簿記とは「帳簿記入」の略で、ビジネスを行う中で出てきたお金や物の動き(取引)を記帳して、一年に一度(決算期)にどれだけの損益が出たのか・財産はどれだけ残っているのかを計算する一連の流れを言います。

つまり、ビジネスを行って最終的にどれだけの利益を出すことができた(損をした)を把握するために必要な技術です。ビジネスを管理するのに役立つのはもちろん、これを元にして税金も計算するので知っていて損はありません!

簿記を勉強するには「日商簿記検定3」の参考書を利用するのが分かりやすくて良いと思います。検定といっても資格を取得する必要はありません。ある程度簿記について理解できれば問題ないので一通り目を通しましょう。

会計ソフトを使えば楽々

とても面倒で大変に思われるかもしれませんが、実は会計ソフトを使えば日々の取引から決算・確定申告等まで楽々行うことが可能です。

「ソフトがあれば簿記を勉強しなくても良いのではないか?」
このように思われるかもしれませんが、全く簿記の知識がない状態では会計ソフトを使っても何を行ったら良いか分からない可能性があります。ですから簿記の知識が合った方が確実にスムーズに会計ソフトを使うことができます。

会計ソフトも様々なものがありますが、有名なのが「弥生会計」や「やよいの青色申告」です。私は「やよいの青色申告」をずっと利用していますが、確定申告もソフトが手順を教えてくれ、その手順通りに記入していくだけで完成するので重宝しています。

確定申告は青色申告会や無料相談を利用

確定申告

簿記を勉強したり会計ソフトを利用しても不安という方の方が多いでしょう。そのような方は青色申告会に入ったり、税務署の無料相談を利用しましょう。

まず各地域には青色申告会と呼ばれる団体がほぼ存在しています。この団体では年間1万円程度(地域によって異なる)支払うことで、日々の帳簿の付け方や決算・確定申告の正しいやり方をサポートしてくれるというものです。多少のお金はかかりますが税理士に頼むことを考えれば安価ですし、しっかり支援してくれるので安心です。

もう一つの方法は税務署の無料相談を利用することです。実は分からないことがあれば税務署に無料で相談することができます。また税務署の職員の言ったことを行っていればまず間違いはありません。

「ビジネスに集中したいからプロに任せてしまう」という方も多いと思います。もちろんそれでも問題ないのですが、特に起業した時だからこそ取引の流れを自分自身で把握した方がお金の知識・ビジネスの知識が深まります。会計を面倒なものとして捉えるのではなく、ビジネスに活かせる要素として捉えてはいかがでしょうか。