【脱Adobe】フォトショ・イラレ・プレミアの無料「最強代替ツール」4選
毎年かかる Adobe 税に限界を感じていませんか?もう、 Adobe にお金を支払う必要はありません!本気で「脱 Adobe」ができる最新の神ツールをご紹介します。画像編集、イラスト作成、動画編集の高機能ツールを無料で使いたい人必見です。
Adobe Photoshop、Illustrator、Premiere…などは本当に素晴らしいツールですが、これらを使うためには年間72,000円以上もの費用がかかります。買い切りではなく毎年かかるというのが非常に厄介です。(※名称が Premiere Pro から Premiere に変わりました。)
動画でも分かりやすくご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。
目次
20年の Adobe 愛も冷める高額サブスク…
私も20年以上 Adobe 製品を使ってきました。しかし、正直、年々上がり続ける価格に「また高くなるの?今後も上がり続けるかも…」「このサブスクリプション(定期課金)のプレッシャーから解放されたい」と、本気で「脱 Adobe」を考えるようになりました。あなたも同じように考えていないでしょうか?
「でも、無料ツールって結局使いにくかったり、機能が足りなかったりするんでしょ?」「プロの仕事には使えないんじゃ…」そう思っているクリエイターさん、実は多いんじゃないでしょうか?私もそう思っていました。
しかしついに、「無料」で使える、いや「無料なのに有料級」の最強代替ツールが登場しました!
ただ、注意点もあります。 今回はこれらの無料ツールを絶賛するだけではなく、動画の後半では「逆に、脱 Adobe してはいけない人」についてもご紹介します。ご自身の状況に当てはまるかどうかも、ぜひチェックしてみてください。
今回の動画では、Adobe 製品の中でも特に使用者が多い、
- Photoshop(フォトレタッチ・加工)
- Illustrator(ベクター・イラスト制作)
- Premiere(動画編集)
これらの高機能ツールを「無料」で置き換えられる、本当に使える代替ツールを厳選してご紹介します! Adobe の「サブスク地獄」に縛られたくない方は、ぜひ最後までご覧ください!
本命のデザインツール「Affinity by Canva」
まずご紹介するのは、Photoshop、Illustrator、InDesign の3大デザインツール、これらすべての代替となる本命ツール、「Affinity by Canva (アフィニティ バイ キャンバ)」です!

「え? Affinity って、あの有料の買い切りソフトじゃなかった?」 そう思った方、まさにその通りです。以前からも「Adobe キラー」と呼ばれる、優秀な「買い切り型」の有料ソフトでした。
しかし、2025年の10月30日に、デザイン業界が震撼する衝撃的なアップデートがありました。 これまで有料だった「Affinity Photo」(Photoshop 対抗)、「Affinity Designer」(Illustrator対抗)、「Affinity Publisher」(InDesign対抗)の3つの強力なツールが、 なんと「Affinity by Canva」という1つのツールに集約され、しかも「完全無料」になったんです!
つまり、Photoshop や Illustrator、InDesign の代わりになる優秀なツールが、たった1つのアプリで、しかもタダで使えるようになりました! これはヤバくないですか?
「Affinity by Canva」の互換性と注意点
「でも、Adobe のファイルが開けないと意味ないんじゃ…」 そう思う方もいますよね。特にクライアントとのやり取りで Adobe ファイルが必須の方だと、互換性という問題は重要です。ただ、完璧ではないものの、互換性もかなり高いレベルでクリアしています。
Affinity は Photoshop の代わりになるのか?
まず、Affinity が Photoshop の代わりになるのかを見ていきましょう。
画面上部にある[ピクセル]という項目が選択されていると、 Photoshop のような画像編集中心の機能が使用できるモードになります。

Affinity by Canva の面白いところは、部分的に Photoshop のような画像編集を行い、また別の部分では Illustrator のようなベクター形式での操作ができるという点です。複数のツールを行ったり来たりしないで、一つのツール内で様々な操作ができるのがユニークであり、便利なところです。
人物の切り抜きも簡単にできます!

Affinity で PSD ファイルを開くことができますし、逆に Affinity で作成したデータを PSD 形式で書き出すことも可能です。多くの場合、レイヤー構造や調整レイヤー、テキストなども保持されるので、既存の PSD ファイルを無駄にすることなく、スムーズに乗り換えが可能です。
Affinity は Illustrator の代わりになるのか?
次に Affinity が Illustrator の代替ツールになるのかを見ていきましょう。Affinity の画面上部にある[ベクター]項目が Illustrator の代わりになる機能を使用できるモードです。
Illustrator で作成したファイルを開くことが可能ですが、使用されているフォントによって崩れる可能性があります。

こちらは少し注意が必要です。AI ファイル(Illustratorの標準ファイル)を開くことは可能です。 ただし、Affinity から AI 形式で書き出すことはできません。
「じゃあダメじゃん!」と思うかもしれませんが、 そのかわり、SVG や EPS といった、業界標準の汎用性の高い形式で書き出せます。 これにより、Affinity で作ったデータを Illustrator で読み込むことは可能です。 完全な互換性とは言えませんが、例えば Web デザインや簡単な印刷物であれば、SVG や EPS でのやり取りで十分対応できるケースがほとんどです。
Indesign の代わりと Canva AI について
今回は深く触れませんが、Adobe の Indesign の代わりとなる機能が[レイアウト]です。そして、その右側にある[Canva AI]というものがあります。

ここで一つだけ注意点です。「Canva AI」は高度な AI 機能(例えば「生成塗りつぶし」など)を使用できるモードです。この AI 機能だけは、Canva の有料プランに入っている人向けの機能となります。有料プランは現時点で年間8,300円からとなっていて、Adobe と比較すればかなり安価です。
とはいえ、デザインの核となる基本的なデザイン機能、フォトレタッチ、ベクター編集、レイアウト機能はすべて無料なので、ほとんどの人には影響ないでしょう。AI 機能が欲しい人だけ、そこだけ課金するという選択肢があるというわけです。
その他のデザイン代替ツール
もちろん、「Affinity はちょっと操作感が合わないな…」「Canva の傘下っていうのが何となく嫌…」という方もいるかもしれません。 そんな方には、昔からある定番の無料ツールをおすすめします。これらは Affinity が登場するずっと前から、クリエイターを支えてくれた定番ツールです。
GIMP(Photoshop 代替)

Photoshop の代替としては、古くから有名な「GIMP (ギンプ)」があります。 オープンソース(設計図が公開されている)のツールで、まさに「無料版 Photoshop」として長年愛されてきました。非常に高機能で、プラグインなども豊富です。
PSDファイルを開くことができますし、PSD 形式で保存することも可能です。
Inkscape(Illustrator 代替)
Illustrator の代替としては、「Inkscape (インクスケープ)」です。 こちらも完全無料で使えるベクター編集ソフトとして非常に人気があります。SVG 形式に対応しているので、Web 系のデザイナーや、ロゴ作成、複雑なイラストを描きたい人には強力な選択肢になります。
AI 形式のファイルを開くことが可能です。ただ、フォントがアウトライン化されてしまい、そのまま編集することができませんでした。

AI 形式で保存することはできないため、Illustrator で開きたい場合はの保存方法は SVG ですね。
まずは本命の Affinity by Canva を試してみて、もし操作感などが合わなければ、これらの「筋金入り」の無料ツール、GIMP や Inkscape を試してみるのが良いと思います。
動画編集ツール「DaVinci Resolve」
さて、デザインツールは Affinity で決まりとして、動画編集はどうでしょうか? Adobe Premiere 代替ツールは「DaVinci Resolve (ダヴィンチ リゾルブ)」です。

はっきり言って、このソフトが無料なのは「信られない」レベルです。非常に高機能で、Adobe CC に加入しているプロの映像編集者でも、「動画編集だけは DaVinci を使う」という人がいるほどです。
もともとはハリウッド映画などで使われる、超ハイエンドな「カラーグレーディング」(色調整)の専門ツールでした。それが今や、編集、VFX(視覚効果)、オーディオ(音響編集のFairlight)、そして色調整のすべてが1つのソフトで完結する「統合編集ソフト」に進化したんです。

特に「カラーグレーディング」に関しては、Premiere Proの追随を許さないほど優れていると言われており、映画のような本格的で繊細な色味を追求したい方には最適です。
DaVinci Resolve には無料版と有料版(Studio版)があります。
違いは、AI 機能や、一部の高度なエフェクト、ノイズ除去機能などです。例えば、「AI による自動文字起こし」や「AI による音声ノイズ除去」、「AIによるトラッキング」といった高度な AI 機能を使いたい場合は、有料版を購入する必要があります。
でも、安心してください。この有料版、なんと「買い切り」です! 一度購入してしまえば、その後一切料金はかかりません。月額でも年額でもありません。これはお財布に優しいですよね。
もちろん、ほとんどの方は無料版で十分すぎるほどの機能を備えています。4K 編集も普通にできます。まずは無料版を使い倒してみてください。
脱 Adobe してはいけない人(注意点)
ここまで無料ツールを絶賛してきましたが、ここで一度冷静になって、「脱 Adobe をおすすめしない人」、あるいは「慎重になるべき人」についても触れておきます。
企業やチーム全体で Adobe 環境が必須の人
当たり前かもしれませんが、所属する会社や取引先が Adobe Creative Cloud で完全に統一されており、ファイルのやり取りが必須の場合です。
特に Illustrator の「AI 形式での保存」が必須のワークフローの場合、Affinity では AI 形式で書き出せないため、業務に支障が出る可能性があります。
Adobe の最新 AI 機能を最速で使いたい人
Adobe は Firefly をはじめ、各ツールに強力な AI 機能を急速に統合しています。これらの最新機能を仕事の効率化にフル活用したい、最速で試したいという方は、Adobe に留まるメリットが大きいでしょう。
Adobe のエコシステム全体に依存している人
Creative Cloud の本当の強みは、個々のソフトの性能だけではありません。高品質な「Adobe Fonts」が使い放題であること、動画編集と連携する「After Effects」や「Adobe Audition」(音声編集)、Web アニメーション用の「Animate」など、複数のツールがシームレスに連携する「エコシステム」です。もしあなたがこれらの連携機能や、Adobe Fonts の豊富なライブラリ無しでは仕事が成り立たない場合、代替ツール探しは非常に困難になります。個別の代替ソフトはあっても、この「連携のスムーズさ」を失うデメリットは大きいです。
学習コストを一切払いたくない人
今回紹介したツールは優秀ですが、Adobe 製品とは操作感やショートカットキーが異なる部分も多くあります。長年蓄積した Adobe の操作感を捨てて、新しいツールをゼロから学ぶ時間を取るのが難しい、あるいは面倒だと感じる方は、無理に乗り換える必要はありません。
ご自身の仕事の環境や、何を優先するかをよく考えて判断してみてください。
今すぐ「脱 Adobe」を始めよう!
今回は、「脱 Adobe」を可能にする最強の無料代替ツールをご紹介しました。
- デザインツール(Photoshop, Illustrator, InDesign 代替)は「Affinity by Canva」
- 動画編集ツール(Premiere 代替)は「DaVinci Resolve」
特に Affinity が無料化されたインパクトは本当に大きいです。これにより、デザインから動画まで、プロクオリティの制作環境が「完全無料」で手に入る時代になりました。もう高いサブスク代に悩む必要はありません!
「使い方が難いそう…」「新しいソフトを覚えるのが面倒…」と思うかもしれませんが、どちらのツールも非常に人気があり、YouTube 上に使い方を解説している動画がたくさんあります。私も YouTube を見て操作を覚えました。
まずは一度、これらの無料ツールをダウンロードして、その実力を体験してみてください。 最初は戸惑うかもしれませんが、1ヶ月も使えば慣れてくるはずです。そして、本当に Adobe の代替ツールとして自分自身の環境で使っていくことができそうかを判断してみてください。

