Android 16 新デザイン「Material 3 Expressive」で変わる!Google I/O 2025 先取り情報

Google が来週開催予定の Google I/O 2025 の前哨戦である Android Show で Android 16 の最新情報を公開しました!注目すべきは、新しいデザイン哲学「Material 3 Expressive」です。今回はその重要な内容をまとめ、公式動画をもとに簡潔にご紹介いたします。
まず、この Material 3 Expressive のコンセプトですが、2021年に登場した Material You をさらに進化させ、スマホやスマートウォッチの体験をより流動的、パーソナルにすることを目指しています。直感的で自分らしく、情報が素早く手に入るような使用感が追求されているようです。
Android 16 の新機能
では、具体的にAndroid 16で何が変わるのでしょうか。
アニメーション効果
大きなポイントはアニメーションです。通知を消す際など、関連する要素が一体となって滑らかに動くようになります。これは見た目の美しさだけでなく、操作の連続性を高め、次に何が起こるか予測しやすくする効果が狙いです。スマホの操作がより直感的になるでしょう。
ぼかし効果
次にぼかし効果。通知シェードの背景が、単色ではなく壁紙をぼかした表示に変わります。今までは黒色単色の背景になっていました。
コントロールセンターと通知パネルでぼかしの度合いを変えるなど、状況に応じた見やすさが考慮されているようです。もちろん、通知自体の視認性は、背景のぼかし具合や文字色などで確保されるはずです。
色とフォントの刷新
色とフォントも刷新されます。今まで以上にユーザーの好みに寄り添い、爽やかな印象になります。フォントには新しい「Google Sans Flex」が導入され、システム UI だけでなくアプリ内でも使用されることで、情報伝達の明確化やブランドイメージの統一が図られます。
UI 要素も再設計
UI 要素も再設計されます。検索バーの拡大、フローティング表示のナビゲーションバー、新しいデザインの読み込み中インジケーターなどが予定されています。アプリごとの個性を許容しつつ、システム全体の一貫性を高める意図が見えますね。
便利!ライブアップデート
実用的な新機能として「ライブアップデート」も注目です。
フードデリバリーの配達状況や配車アプリの到着予想時間など、変化する情報をロック画面や通知シェードで常に最新表示できるようになります。アプリを開かずに状況を把握できるのは非常に便利だと思います。
Wear OS 6
さて、スマートウォッチの Wear OS 6 では、円形ディスプレイを活かしたデザインが特徴となります。ウォッチフェイスに合わせたダイナミックカラーも導入され、今まで以上に統一感が増しますね。また、Google はバッテリー寿命の約10%向上を示唆しており、日常の使い勝手向上が期待されます。
では、これらの新機能をいつから使えるのか。ここが少し注意が必要です。
Android 16 のリリース
Android 16 の安定版自体は、2025年6月にリリースが確定しています。しかし、Material 3 Expressive の多くの新機能は、このタイミングでは提供されません。 これらの新機能は、まず Pixel デバイス向けに提供が開始され、年末までを目途に順次展開される予定です。
具体的には、9月に予定されているAndroid 16 QPR1(四半期ごとのプラットフォームアップデート)のタイミングが有力視されています。実際に使用できるようになるのが楽しみですね。