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フリーランスでも実践できるGoogleの社内ルール(企業精神)

竹中文人
執筆者:
[最終更新日]2013/12/11
[カテゴリ]Web・IT, ビジネス

あらゆる面でイノベーションを起こし続けているGoogle。少し前までは「Google=検索エンジン」という認識しかなかった方も多いでしょうが、今ではモバイル端末ではAndroidを利用し、メールではGmail、広告ではAdWords、クラウドではGoogleドライブなど、今では生活に密着したサービスを提供しています。

革新的なサービスを生み出し、ここまで巨大な企業に成長してきたのには理由があるはずです。その理由の一つとして、Googleの社内ルールが重要な要素を占めているのではないかと思います。

Googleの社内ルール

Googleの社内ルール・企業精神とは?

以前Googleオフィス(日本)に伺った時に教えて頂いたものに、Google社内で実践されているルール(「規則」という意味ではなく「企業精神」に近い)がありました。全て正確にはメモできなかったのですが次のようなことです。

  • 20%ルール
    勤務時間の20%は、自分のやりたいことに取り組んでも良いというルール。これによって「Gmail」や「AdWords」が生まれたそうです。
  • Sheare Everything(シェア・エブリシング)
    情報や技術なども自分だけが抱えるのではなく、皆で共有してより良いものを作っていくというもの。(ちょっと記憶が曖昧です…)
  • TGIF & モデレーター
    TGIFは「Thank God! It’s Friday!」の略で、社員もマネジメント(上司・経営陣)も価値観を共有するための全体ミーティングを意味するとのこと。会社の戦略や方向性、さらに経営陣の考え方等も社員に隠さず共有する場が設けられています。
  • イノベーションはどこからでも生まれる
    イノベーションは会議やデスクの上だけで生まれるものではなく、ランチをしている時にだって生まれる可能性があるというもの。
  • 食事は人をつなげる
    上の「イノベーションはどこからでも生まれる」と強い関連性がありますね。Googleでは全ての席から30m以内に食べ物があるそうで、食事を通して社員同士のコミュニケーションをはかり、その中から革新的なアイディアが生まれたりするというものです。何度かカフェテリア(食堂)でランチを御馳走になりましたが、社員同士がコミュニケーションを楽しみビジネスの話などをしていました。
  • ドッグフード & 1%テスター
    製品はまず自分が使い、まずユーザー1%に対してリリースするというもの。
  • User first , Monetize second(ユーザー・ファースト、マネタイズ・セカンド)
    まずはユーザーに使ってもらうこと(ユーザーにとってより良いものを提供する)。マネタイズ(収益化)は後からできる。
  • Ronchi Quickly(ロンチ・クイックリー)
    素早くリリースをしてユーザーに使ってもらいながら改善を行う。
  • データ化と自動化
    データ化できるものはデータ化し、自動化できるものは自動化していくことで効率を上げる。

これらのルールは『イノベーション = 共同作業 × スピード』というベースの上にあるものです。Googleがわずか15年でここまで成長してきたのは、まさに『共同作業 × スピード』があったからでしょう。社員を抱える企業であれば、全ては無理でも見習うべき内容・採用できる内容はいくつかあるのではないでしょうか。

フリーランスが実践するには?

フリーランスでも実践できるGoogleのルール

Googleが採用している内容なので「たくさん社員を抱える大きな企業しか意味が無いのでは?」「個人事業主には関係ないね」と思われるかもしれません。しかし零細企業や個人事業主であっても採用できる内容はあると思います。私はフリーランス(個人事業主)なので、その立場から採用するならどのようなことを実践できるかを考えてみました。

  • 20%ルール
    個人で行っていると目の前の仕事に時間を取られ過ぎてしまうことが多いです。目の前にある仕事をこなすことは大切ですが、将来芽を出すようなビジネスの種まきをすることも必要不可欠です。特に今までの延長ではなく新しいことにチャレンジするための時間、勉強するための時間を取ることはビジネスを続けていく上で重要ではないか。
  • Sheare Everything(シェア・エブリシング)
    フリーランスであってもビジネスパートナーがいたり、クライアントがいたり一人で全てのことを行っている分けではありません。自分が持っている情報や技術を出し惜しみしたり抱え込んでしまうのではなく、共有できるものは共有して自分も関わりのある人もより良くなれるように目指すべきではなか。
  • イノベーションはどこからでも生まれる
    これを経験している人は多いのではないでしょうか?堅苦しい会議の中で一生懸命良いアイディアを出そうとしても中々出てこないのに、ランチしている時・お茶をしている時にフッと良いアイディアが浮かぶということはよくあります。アイディアに行き詰まった時はデスクの前で一生懸命考え込むのではなく、休憩にお茶をしたり散歩に出かけたりするのも良いものです。仕事はオフィスでするものという考えを捨てても良いのではないか。
  • 食事は人をつなげる
    個人には社員同士の交流というものがないので、ビジネスパートナーやクライアントと話をする時は食事をしながらの方がコミュニケーションが取りやすいのではないか。
    また人のつながりという点からは、人脈を作ろうとセミナーに出かけたり異業種交流会に出かけたりする方は多いと思いますが、セミナールームのような場所で話していても中々打ち解けることはできずその場限りになってしまいがちです。もしそのような場所に行くのであれば、気軽に話ができそうな食事付き懇親会が良いのではないか。
  • User first , Monetize second(ユーザー・ファースト、マネタイズ・セカンド)
    ビジネスですから収益を得ることは重要な事です。ですが収益のことばかり考えてユーザーの視点に立った商品・サービスを提供できているかを最優先に考えなくてはなりません。ユーザーにとって本当に使えるものを提供すれば、後からでもどのようにでも収益化できるのではないか。
  • Ronchi Quickly(ロンチ・クイックリー)
    良いアイディアや商品・サービスがあっても、ユーザーに提供して使ってもらわなければ本当に良いモノかは判断できません。完璧なビジネスモデルを求めて考え続けるだけよりも、プランは60%~70%程度立てたら素早くユーザーに提供し、ユーザーのフィードバックを得ながら改善していく方が良いのではないか。
    (参考)ビジネスを始める人・起業する人に必要な5つの心構え

自問自答のような形になってしまいました。Googleが本来求めている社内ルールとはズレている部分もあるかもしれませんが、あなたも自分のビジネスに活かすにはどうしたら良いかを考え・実践してみてはいかがでしょうか。