YouTube 年齢制限の変更で収益や視聴回数に影響が出る?

YouTube 年齢制限の変更で収益や視聴回数に影響が出る?
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2020年10月16日 in YouTube
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YouTube の年齢制限の取り組みに関する変更があったことをご存知でしょうか?この年齢制限の変更に関しては、視聴者側にとっても動画を投稿するクリエイター側にとっても関わる内容で、今後数ヶ月にかけて順次適応されていきます。

先日公開した【収益減の可能性!アドセンスとYouTube最新情報(2020年10月)】でも簡単にご紹介しましたが、今回はもう少し詳しくご紹介いたします。

YouTube の年齢制限コンテンツとは?

まず年齢制限の基本的な内容のおさらいとなりますが、YouTube では18歳未満の視聴者にふさわしいと思えないコンテンツに対しては年齢制限をかけることができます。そして年齢制限がかかった動画を閲覧するには、18歳以上に年齢が設定されている Google アカウントにログインをする必要があります。

動画ではなく「コンテンツ」と言っているのは、動画そのものだけでなくサムネイルや説明なども含まれるためです。つまり動画そのものに問題がなくても、サムネイルや説明欄に年齢制限の対象となるようなものが含まれているとダメということですね。

ではどのようなコンテンツが年齢制限の対象になるかはご存知でしょうか?対象となるのは例えばこちらになります。

  • 子どもの安全に害を与える可能性があるもの
    爆発物を取り扱うものや、怪我につながるチャレンジ動画、危険なアクティビティで18歳未満の子どもが真似できる可能性のあるもの。
  • 有害または危険なアクティビティ
    規制されている薬物やドラッグなどの使用や有害ないたずら動画など。
  • 性的内容
    直接的な内容でなくても、性的内容を示唆するものも含まれています。動画の登場人物のポーズであったり服装であったりも注意が必要ですし、意図的にそのようなポーズや服装をして視聴者を増やそうとしている動画も対象となる可能性が高いです。
  • 暴力的で生々しいコンテンツ
    実際に暴力をふるっているようなものでなくても、交通事故の被害者の怪我を写したコンテンツであってもダメです。また刺激の強い暴力シーンのみが強調されているゲーム動画であっても対象となります。
  • 下品な言葉
    冒とく的な表現が動画だけでなくタイトルやサムネイル、説明などに使用することなど。

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広告の制限・非表示

これは以前からですが、年齢制限がかかるようなコンテンツの場合、それらの動画に対して広告を表示させたいと思う広告主はかなり少ないでしょう。そのため、年齢制限がかかっている動画の広告表示は制限される、もしくは非表示となる可能性が高いです。

現状で年齢制限を設定されている動画の場合、既に黄色のドル記号が付いて広告が制限されていると思います。
広告制限

YouTube の機械学習テクノロジーを拡張

今回の変更で注目されるのが機械学習テクノロジーが拡張された点で、公開済み動画で18歳未満の視聴者にふさわしくないコンテンツに年齢制限が適用されるようになります。つまり自動システムによって年齢制限をかけられるようになります。

今まで年齢制限を設定していなかった動画が自動システムによって適用された場合、広告が制限され収益が減少する可能性が高いです。また18歳未満の視聴者はその動画を視聴できなくなるため、視聴回数が減ることも考えられます。

もし年齢制限に該当しないようなコンテンツで、誤って制限が適用されてしまった場合は再審査リクエストを行うことが可能です。
 YouTube 再審査リクエスト

外部サイトでも年齢制限が変更される

YouTube 以外の外部サイトに動画を埋め込まれている場合、その埋め込み動画が年齢制限に該当するコンテンツだと、外部サイトで動画を視聴することができなくなります。外部サイトだと年齢の確認ができないためですね。

埋め込まれた動画をクリックすると YouTube のサイトに推移するようになっています。視聴したければ18歳以上になっている Google アカウントでログインする必要があります。

子供向けコンテンツとの違い

年齢に関する制限には子供向けコンテンツがあります。年齢制限のあるコンテンツは18歳以上の視聴者を対象としたコンテンツであり、視聴できるのも18歳以上となっています。

一方子ども向けコンテンツは子どもを対象としたコンテンツのことです。子どもに該当する年齢ですが、アメリカでは13歳未満と定義されています。国によって子どもの年齢の判断が異なりますが、概ね13歳前後だと考えておけば良いと思います。

そして子供向けコンテンツはコメントや通知機能、ミニプレーヤーでの再生など一部の機能に制限がかかりますが、すべての視聴者が動画を視聴できます。

今回の年齢制限の変更によって、収益や視聴回数などに影響が出るチャンネルもあるかと思います。18歳以上を対象としているつもりはなくても、実は制限がかかるコンテンツが含まれた場合はシステムによって年齢制限が適用されてしまう可能性があります。今後のコンテンツ作成の際にも気をつけなければならないですね。

執筆者情報
2004年から当サイト「iscle」を始めた管理者。Google 公認のプロダクトエキスパートとして、YouTube、Google AdSense、Play の公式コミュニティで活動中。スマホアプリ、Web ツールの使い方や最新情報を中心に発信しています。