楽天に出店すれば自社ショッピングサイトは不要なのか?

楽天に出店するかショッピングサイトか
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2021年02月01日 in Web・IT, ビジネス
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インターネットで物販を行っている、もしくはこれからネット販売を行おうと考えている企業はとても多くあります。「インターネット販売でがっちり稼ぎたい」「日本中、いや世界中に売りたい」という思惑でネット販売を始める企業は多いのですが、現実はそんなに甘くありません。

ネットショップを立ち上げて「ドンドン売るぞ!」と意気込んでも、立ち上げたばかりのWebサイトにアクセスしてくれる人は極僅かです。広告を出していない状況であれば、身内以外誰もアクセスしてくれないという状況も多々あります。「こんなはずではなかった」「なぜ売れないのか」と、意気消沈しているネットショップ運営者の方も多いのではないでしょうか。

ではネットショップをやめて『楽天』や『Yahoo!ショッピング』などの、大手のショッピングモールに出店すれば良いのでしょうか?

ショッピングモール出店のメリット

『楽天』や『Yahoo!ショッピング』などの大手ショッピングモールに出店するメリットは、何と言っても既に膨大なユーザーが存在することです。新規で出店したとしても、既に存在するユーザーがあなたの商品ページへ訪れてくれる可能性が十分にあります。つまり自社で立ち上げたネットショップのように、全然アクセスがなくて全く売れないという状況にはなりにくいのです。

「それならネットショップはいらないよね!?」

もしあなたがこのように考えてしまったのであれば待ってください!上記は決して「ショッピングモールに出店すればネットショップがいらない」というわけではありません。むしろネットショップは必要です!

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ショッピングモール出店のデメリット

残念ながら「ショッピングモールに出店すれば問題なし!これでドンドン稼げるぞ!」とはなりません。確かに自社でネットショップを運営し始めるよりも、大手ショッピングモールに出店すればアクセスは集まり売れる可能性はあります。しかしながら簡単に稼げて利益がでるとは限りません。

▼4つのデメリット

  • 月額費用・売上に対する手数料
  • 薄利多売
  • ブランディングに貢献しにくい
  • モールの決定事項に従わなくてはならない

例えば楽天の場合は、初期費用と月額費用2万円〜にプラスして売上額に対するシステム料2%〜6.5%(プランによって異なる)が必要です。ヤフーショッピングであればクレジットカード決済手数料として3%必要です。どちらも大きなコストではありませんが、タダでは利用できません。

既に膨大なユーザーがいることは事実ですが、店舗もかなりの数があることを考えておかなくてはなりません。つまりライバルも数多く存在するのです。他にはないオリジナル商品でなければ価格競争になりやすく、売れても利益にならないということもあります。

さらに企業のブランディングに貢献しにくいということもあります。楽天を通して商品が売れても、そのお客様はあなたのお店からではなく「楽天で購入した」という意識が強く残ります。あなたも楽天で商品を購入した時も「楽天に出店している“ABCショップ”から購入した」と意識することは少ないのではないでしょうか。そのため「次回も“ABCショップ”から購入したい」と思ってもらいにくく、値段が安いショップで購入する流れになります。ますます薄利多売の傾向になってしまうのです。

また基本的にモールの決定事項に逆らうことはできません。もし売上に対する手数料をアップすると言われたり、モール全体でキャンペーンを行うから安くしろと言われれば従わなくてはなりません。モールの規約や方針に縛られ、自由自在に運営ができないという可能性もあるということです。

モールに出店するからこそネットショップを運営する

大手ショッピングモールのデメリットばかり目立ってしまいましたが、それでもモールには出店した方が良いと考えます。しかしモールのみでネット販売を行うのではなく、モールに出店するからこそ自社のネットショップも同時に運営していくことが必要です。

モール出店では企業のブランディングに貢献しにくく薄利多売になりやすいというデメリットがあるのは上記でお話した通りです。しかし、薄利多売であったとしても顧客情報(氏名や住所等)は企業に蓄積されます。顧客情報があれば、紙のDMを郵送して自社のネットショップを直接アピールすることが可能です。初めて商品を発送する際にもチラシ等を入れておくこともできますよね!ちなみにYahoo!ショッピングであれば外部リンクも自由に設置可能なので、直接自社サイトにユーザーを誘導することも可能です。

モールからショッピングサイトに誘導

つまり新規顧客獲得拓は豊富なユーザーが存在する大手のモールで行い、リピートは自社のネットショップで買い物をしてもらえるような役割分担を行ってしまうのです。そのようにしていけば、大手モールに頼ったビジネスを打開することも可能となります。

活用できるサービスはトコトン活用する!

新規顧客獲得の為にモールを利用するのであれば、利用できるサービスはトコトン活用していきましょう!モールは楽天やYahoo!ショッピングだけでなく、Amazon・ポンパレモール・DeNAモールなど数多く存在します。またモールだけでなく、オークションサイトを利用するのも新規顧客獲得に役立ちます。ヤフオク・楽天オークション・モバオクなど、これも数多くのオークションサイトが存在します。

最近ではスマートフォン用アプリで物を売買できるサービスも急増しています。『LINEモール』や『gsale.me(ガレージセール)』等など・・・。

しかし、あらゆるサービスに出店すれば良いというわけではありません。月額費用がかかるところであれば、コストパフォーマンスを考慮しなくてはなりません。また在庫管理や顧客管理もしっかり行う必要があります。たくさん出店したけど管理が上手く出来ず、お客様の信用を失うことになっては意味がありません。

しっかりと管理ができる範囲でモールやオークションサイトを活用し、新規顧客獲得から自社ネットショップまで誘導できるように是非戦略を立ててみてください!

執筆者情報
2004年から当サイト「iscle」を始めた管理者。Google 公認のプロダクトエキスパートとして、YouTube、Google AdSense、Play の公式コミュニティで活動中。スマホアプリ、Web ツールの使い方や最新情報を中心に発信しています。