LINEが2025年11月から使えなくなる!?理由と対策

LINEが2025年11月から使えなくなる!?理由と対策
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2025年09月30日 in LINE

LINE アプリが2025年の11月から使えなくなる人がいるのをご存知でしょうか。あなたはその対象になっていないでしょうか。

動画ではより分かりやすくご紹介しております。

1. LINEが使えなくなる可能性とその原因

LINE アプリは、2025年11月上旬に、バージョン13.20.0以下のサポートを終了する予定です。これは公式サイトでも公表されている内容です。

このサポート終了により、LINE アプリを特定の新しいバージョンにアップデートできない場合、LINE の利用ができなくなる可能性があります。

影響を受ける可能性があるユーザー

LINE アプリを最新バージョン(13.21.0以上)にアップデートするには、お使いのスマートフォンの OS が最低要件を満たしている必要があります。特に、以下の OS バージョンをご利用の場合、LINE が利用できなくなる可能性があるため注意が必要です。

端末の種類影響を受けるOSバージョン影響
iOS/iPadOSiOS, iPadOS バージョン 14.8.1以下LINEアプリをバージョン13.21.0以上にアップデートできず、利用不可。
Android OSAndroid OS バージョン 7.1.2以下LINEアプリをバージョン13.21.0以上にアップデートできず、利用不可。
Apple WatchwatchOS バージョン 7.6.2以下ペアリングしているiPhoneのiOSバージョンによりますが、
watchOS 8.0以上へのアップデートが必要。

古いバージョンを使い続けるリスク

そもそも、新しいバージョンが出ているにも関わらず古いバージョンの LINE アプリを使い続けることには、以下のような深刻なリスクが伴います。

1. セキュリティリスクの増大 🛡️

サポートが終了すると、セキュリティ上の欠陥(脆弱性)が見つかっても修正されません。これにより、アカウントの乗っ取り個人情報やトーク内容の漏洩ウイルス感染などの危険性が非常に高くなります。

2. 機能の制限と不具合の発生 ⚠️

メッセージの送受信や通話といった基本的な機能が突然利用できなくなる可能性があります。最悪の場合、アプリが起動しなくなることもあります。

3. 引き継ぎが正常にできない可能性📱

古いバージョンのアプリは、最新の引き継ぎ方法に対応していない場合があります。そのため、スマホを買い替える際に、トーク履歴や友だちリスト、スタンプなどの大切なデータを新しい端末へ正常に移せず、失ってしまう可能性があります。

2. LINEを安全に使い続けるための5つの対策

2025年11月以降も LINE を安全に使い続けるためには、LINE アプリと OS を最新の状態に保つことが必須です。

現在のLINEバージョンを確認する

まず、ご自身の LINE アプリがサポート終了の対象(13.20.0以前)かを確認しましょう。

  1. LINE を開き、画面左下の[ホーム]をタップ。
  2. 右上の[設定](歯車マーク)をタップ。
  3. メニューを下にスクロールし、[LINEについて]を選択。
  4. 表示されている[現在のバージョン]を確認します。
    LINE 現在のバージョン

OSを対応バージョンにアップデートする

LINE アプリを最新版にするには、以下の OS バージョンが最低限必要です。

  • iOS, iPadOS:バージョン 15.0以上
  • Android OS:バージョン 8.0以上
  • watchOS:バージョン 8.0以上

お使いの端末の OS が上記より古い場合は、OS を最新版にアップデートしてください。これにより、LINE だけでなく端末自体のセキュリティも強化されます。

【iPhone/iPadの場合】iOS/iPadOSのアップデート手順

  1. [設定] アプリを開きます。
  2. [一般] をタップします。
  3. [ソフトウェアアップデート] をタップします。
  4. アップデートが表示されたら、[ダウンロードしてインストール] をタップします。

【Androidの場合】Android OSのアップデート手順

※お使いの機種によって表示が若干異なる場合があります。

  1. [設定] アプリを開きます。
  2. 下にスクロールし、[システム] または [端末情報] をタップします。
  3. [システムアップデート] または [ソフトウェア更新] をタップします。
  4. 画面の指示に従ってアップデートを実行します。

LINEアプリを最新版にアップデートする

バージョンが13.20.0以前だった場合は、すぐに最新版にアップデートしてください。

  • iPhone の場合: App Store を開き、画面右上のプロフィールアイコンから[すべてをアップデート]をタップします。
  • Android の場合: Google Play Store を開き、画面右上のプロフィールアイコンから[[アプリとデバイスの管理] ]から LINE を選択し [更新] をタップします。

【重要】アップデートは通信環境が良い Wi-Fi 接続時に行うことをお勧めします。

古いスマートフォンは買い替えを検討する

お使いの端末自体が古く、必要な OS バージョン(iOS 15.0 / Android 8.0 以上)にアップデートできない場合は、残念ながら2025年11月以降 LINE は利用できなくなります。その場合は、早めにスマートフォンの買い替えを検討してください。直前に慌てると、データの引き継ぎでトラブルが発生しやすくなります。

なお、スマホを機種変更した際のデータ引き継ぎ手順はこちらでもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

スマホをどれだけ丁寧に扱っていて、今 使用ができていたとしても、アプリ側が対応しなくなることがあります。これはLINEアプリに限らず、YouTubeアプリなど全てのアプリで起こり得ることです。スマホが起動すれば、ずっと使えるわけではないため、使用しているアプリが対応しなくなる前に、買い替えを検討しなければならないことがあります。

トーク履歴を定期的にバックアップする

今回の内容に限らず、アップデートや機種変更などの不測の事態に備えて、トーク履歴のバックアップを定期的に行いましょう。新しい端末でメッセージを復元するには、事前のバックアップが必須です。

【iPhoneの場合】iCloudへのバックアップ手順

iPhone では、トーク履歴を iCloud Drive に保存します。

  1. iPhone の[設定]アプリを開き、一番上の自分の名前をタップ。
  2. [iCloud]をタップし、[iCloud Drive]がオンになっていることを確認します。
  3. LINE アプリを開き、[ホーム]タブの右上にある[設定](歯車マーク)をタップ。
  4. [トークのバックアップ]の順にタップ。
  5. [今すぐバックアップ]をタップすると、バックアップが開始されます。
  • PINコード を登録しておくと、iCloud を経由して異なる OS の端末に機種変更する際にも、直近14日間分のトーク履歴を引き継げます。
  • [バックアップ頻度] を設定しておくと、自動で定期的にバックアップしてくれます。

【Androidの場合】Googleドライブへのバックアップ手順

Android では、トーク履歴を Google ドライブに保存します。

  1. LINE アプリを開き、[ホーム]タブの右上にある [設定](歯車マーク)をタップ。
  2. [トーク履歴のバックアップ・復元] の順にタップ。
  3. バックアップ先の[Googleアカウント]を選択します。(まだ設定していない場合は、画面の指示に従って Google アカウントと連携してください)
  4. [Googleドライブにバックアップする]をタップすると、バックアップが開始されます。
[自動バックアップ]の頻度を設定しておくと、指定したタイミングで自動的にバックアップが実行されるので便利です。
執筆者情報
2004年から当サイト「iscle」を始めた管理者。Google 公認のプロダクトエキスパートとして、YouTube、Google AdSense、Play の公式コミュニティで活動中。スマホアプリ、Web ツールの使い方や最新情報を中心に発信しています。