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AMP対応でアドセンス収益は増える?検証4ヶ月間の結果とは

竹中文人
執筆者:
[最終更新日]2016/11/28
[カテゴリ]アドセンス

AMP対応でアドセンス収益は増える?

Google が検索結果からページにアクセスしたときに、爆速でページを表示させる AMP(アンプ)を推し進めるようになったのが2015年。Web サイトに携わっている方の中では、既にほとんどの方が AMP についてはご存知でしょう。

当サイトで2015年から AMP についての情報や対応方法についてご紹介してきました。今では WordPress をお使いであればプラグインの組み合わせで簡単に対応できるようになりましたし、「はてなブログ」などのブログサービスでも AMP に対応しはじめました。

今でも「検索順位に影響はあるの?」「AMP には対応すべきなの?」「収益が上がるの?下がるの?」など疑問をお持ちの方も多いでしょう。まず Google の検索順位(SEO)に関しては影響しません。つまり AMP に対応すれば順位が上昇するような直接的な影響はありません。現状の仕様では、AMP に対応したページがあれば普通のページの代わりに検索結果に表示される可能性があるということです。

AMP 対応と収益への影響はあるの?

AMP 対応するかどうかで多くの方が気にするのが「収益が下がることはないのか」ということです。AMP 用のページはとてもシンプルな作りになります。そのため爆速でページを表示させることができるのですが、どれだけ早くページが表示されたとしても収益が下がるのであれば対応させるメリットは低いですよね。

正直、収益的な面を含めてメリットが大きいかどうかは実際に対応させてみないと分かりません。WordPress のように簡単に AMP に対応させることが可能なサイトであれば、実際に対応させて効果を検証してみるのがお勧めです。

私自身も約1年間 AMP 対応させるメリットがあるのか否かを検証してきました。私の場合は Google アドセンスの収益が増えるのか減るのかに最も関心がありましたので、今回は AMP 対応でアドセンス収益にどのような影響があるのかを4ヶ月間検証したことからご紹介したいと思います。

アドセンスは1ページに1つ

AMP 用ページに設置するアドセンス広告の数については、今のところ普通のページと同様に制限はありません。コンテンツの量に対して広告の数が多くならないように注意してください。

ただし、ページを早く表示させることが特徴の AMP 用ページで、広告がいくつもあることで表示速度が遅くなっては意味がありません。またアドセンス広告はコンテンツよりも遅れて表示されるため、ヘッダーなどに広告を設置してもユーザーに視聴されない可能性があります。

広告のクリック率からも、やはり記事下に広告を設置するのが最も効果的であることが分かりました。記事下であればコンテンツをユーザーが読んでいる間に広告は表示されるので、コンテンツよりも遅く表示されることは問題でなくなります。そして私のサイトでは、ページに1つ設置するだけで十分な収益性を確保できることも分かりました。

※画面内に2つ以上の広告が表示させてはいけないなど、普通のスマホ用ページへ設置するのとポリシーは変わりません。この辺りは下記のページもご参考にして頂ければと思います。

スマホサイトでAdSenseのポリシー違反になる例
スマホサイトでやってはダメなAdSenseポリシー違反11個の例

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クリック率が1.19倍!

クリック率アップ

AMP 用ページにアドセンス広告を設置した検証結果は、普通のスマホページと比べて1ページあたりのクリック率(ページCTR)が約19%も高いものでした。AMP 用ページでは1ページに1つの広告しか設置していませんが、3つ以上設置している普通のページよりもクリック率が高い結果となりました。

普通のページと比べれば遥かにシンプルで余分なリンクがありません。そのことが影響してか、記事を読み終えたユーザーには自然と広告に目が留まりやすいのではないかと考えられます。

このことから普通のスマホページもシンプルにして余分なリンクを削れば、広告もたくさん設置しなくてもクリック率は高まる可能性があるのではないかと思います。広告表示には時間がかかるため、ページ表示速度を遅くする原因にもなっています。ですから広告を減らせば、その分ページ表示速度も早くなるでしょう。

※クリック率やクリック単価などの情報も公開したいところですが、アドセンスの規約に触れるため具体的な数値公開は控えております。

クリック単価の比較

平均クリック単価(CPC)は普通のスマホページに比べ、AMP 用ページは約8.4%低い結果となりました。ただし、広告が AMP 用ページに表示されるのが原因でクリック単価が低くなるとは考えにくいです。

またクリック単価は他よりコントロールが難しい要素であり、ユーザー(ページ観覧者)によっても表示される広告が大きく変わる可能性があります。ですからクリック単価に関しては AMP だから高い・低いというのは深く考えなくても良いかと思います。

結局 AMP 対応すべきなの?

私のサイトの場合は AMP に対応することで収益が伸びました。しかし収益が伸びるかどうかはサイトの内容やユーザーによって異なるでしょう。既に記載した通り、AMP に対応することで収益が上がるかどうかは実際に対応して検証しなければ分かりません。

例えば WordPress でプラグインを利用して AMP に対応した場合、ページはかなりシンプルなものになります。普通のスマホ用ページのように新着記事やSNSボタン・カテゴリー・メニューなどは表示されません。それによって収益や PV が下がることがあれば対応をやめる、もしくはカスタマイズをするなど工夫が必要でしょう。

個人的にシンプルな AMP 用ページは好きですが、カスタマイズして関連記事くらい追加するのはアリかなと感じています。これに関しても今後検証する必要があると思います。

Google の検索結果で AMP 用ページが表示されることが多くなったためか、当サイトでもトータル PV の 10% 程度が AMP 用ページへのアクセスとなっています。今後 Google 検索のみならず、SNS での表示など様々なところで AMP が重宝される可能性があるため、まずは対応してみることをお勧めします!

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